今年に入り、コロナ禍から我々の生活が徐々に元に戻っていくにつれて、空前の模型ブーム(だったんですよ知ってました?)も同時に徐々に落ち着きを取り戻してまいりました。
このブログ見てる方はむしろ昔からのGPARTSのユーザーさんのかたが多いと思うんですが、模型のように部屋に籠ってマイペースに楽しむプライベート性の高いホビーは、本来ブログの方が向いているんだな、というのが最近つくづく思います。だいたい140文字程度でどの程度が伝わるかといわれると。
なのでそれぞれの情報伝達密度を考えて、模型用のツールやマテリアルとと同じく、用途や向き不向きを理解して使い分けていくことが大事なのだな、とようやく考えるようになってきました。そんなわけで、当たり前ながらブログの方は今後も圧倒的情報密度でお送りいたします 笑
さて、前回お伝えしました通り今回は武装(ほぼガトリングポッド)について。
YF-19のガンポットはハワード GU-15(新型標準タイプ)というものになっていて、超時空要塞マクロスで登場するVF-1シリーズに装備されているものとは全く形が違います。
さらに面倒な話、上の画像の通り今回参考にしている1/72キットのそれぞれが携行しているガンポッドのサイズが全く違うという話。
腕や手は前の記事で書いたようにほぼハセガワ1/72VF-0Sのものを使っていますので、サイズ的には一番下のものがしっくりきますが、腕の長さを詰めたりしてますのでおそらく大きすぎるでしょうし、キットのままでは頭部と同様に明らかに小さすぎ。水鉄砲みたいになっちゃう。
結局実際に手に持たせてみて一番しっくりくるサイズは、真ん中のVF-1Sのガンポッドでした。というわけで、このVF-1Sのガンポッドのサイズに合わせてジャンクパーツやプラ板などで作っていきます。
今回のガンポッドはこれまた重くなるのを極力避けたいんですが、形といいいちいちメンドクサイ。で、例によって製作挫折ガンプラ(1/100 アリオス)のライフルが似ている形でしたので、向きを逆にして流用。グリップと銃口だけは1/72VF-0Sのガンポッドから切り離して接着しました。その他の部分は極力エバーグリーン プラシート(ホワイトプレーン各種)の0.25mmや0.5mmをフル活用してサイズを確認しながら作成していきます。
この辺は比較的箱組しやすい単純な形状ですが、バレル部分はスリットが入っていたりするので、素材や工法考えながら進めないとエラいことになりそうですよね。
曲面部分はエバーグリーン0.25mm厚に、多少熱を加えて細いペンの本体に当てて徐々に曲げて作成します。
スリット部分はGUNPRIMER - パネルライン カスタムガイド 透明(ブラック)を使用して、穴を開ける部分にマークしてからドリルで穴を開け、フェザー(FEATHER)- メス替刃(サージカルブレード各種)で穴を繋げて切り抜きます。
銃の下の滑り止めにあたる部分も同様にカスタムガイドを使用して作成します。
銃口へのなだらかな部分は今回もホライジング - マジックスカルプ (ナチュラル)を使用。
因みに下の方のスリットはGUNPRIMER - ピンバイスガイド (ブチ穴用)使った方が上手くできたかもしれません。
でも、こんなのそうそうやるもんじゃない工作なので、誰しもおっかなびっくり作業しますよね。かと言って、ほぼ出たトコ一発勝負みたいになって線がぐにゃぐにゃってのはできれば避けたいです。
つまり、あまり行わない作業は上手にできなくて当然で、そういう工作ほどツールに頼るべきなんです。ネット上にはこういった作業を簡単な作業のように綺麗にやっちゃう(ように見える)凄いモデラーさんが沢山いらっしゃいますが、私は自他ともに認める超凡人モデラーなので、こういったツールじゃんじゃん使います。そのうえ、ツールを使わずにフリーハンドで鍛錬を繰り返して上手になる努力もできない怠け者です(自虐杉)。
正確なスリットとかこういう工作、ほんと苦手(かつ下手)なんですが、私みたいな方には心底おすすめしますこれらのガイド。使えば、絶対多少はうまくできるようになります。あとは慣れです。というか、まずは自分が上手くないと自覚しないと、上手にできるようにはならないと思います。
多分、SNSなんかでバチピタ綺麗な工作を上げてる神モデラーさんも、きっと最初は上手にできなかったはず。良いツールをちゃんと使いこなして、その結果上手くなっているんです。ひょっとすると、見えないところで滅茶苦茶失敗してきたかもしれません。
そんなわけで、今回きっちりとガイドを使いましたが、それでも1個目は無残に失敗して、2個目でようやくなんとか見られるレベルになったという感じですので、まだまだ神様への道は険しいですねー(そっちを目指すな)。
シールドについても書こうと思っていたんですが、ちょっと長くなってしまったので今回はガンポッドだけにします。とにかくキットに付属のものの形状が細かい部分まで非常によくできていたので、参考資料が全く必要ありませんでした。
・・・なんか毎週ペースが良すぎて怖くないですか? 笑