寒い。寒いっすね~!寒すぎて先週末ちょっと体調を崩しちゃいましたが復活したので記事書きますakicyanです!
さて、ラビリスなんですが今回は腕の改造。前回掲載記事で腕を付け替えた状態の画像を出しましたが、新規の改造パーツやらエッチング部品やらがやたら沢山出るくせに、なぜか全くと言っていいほど昔からほとんど変わってねぇのが関節改造や延長工作用のサポートパーツ群。今日はこの古参の英雄どもを上手く使って改造するコツを書いてみようと思います。
ご存じWAVEのプラサポシリーズやホビーベースの関節技シリーズなんかがその代表なんですが、これらが使いやすいのは統一規格のように分かりやすい軸棒の直径と軸穴のサイズにあります。
実際のところ、量販に行けば模型自体が安く叩き売られてる現在、その辺のガンプラキットを流用しても、改造にかける費用やらを見積もるとむしろそっちの方が経済的だったりするようなこともある時代なんですが、敢えてこういうサポートパーツを使う理由は、軸径に合わない部品同志を繋ぎ合わせるのがは実はかなり大変だから。
例えば軸棒のサイズと形状は改造にぴったりなんだけど肝心のポリキャップの穴のサイズが小さすぎて合わないとか、そのポリキャップ変えたら関節がゆるゆるになっちゃって立てなくなったとか(経験談 笑)、まぁそんなところもありますね。
こういったサポートパーツが未だにちゃんと一定のニーズがあるのにはこういう理由があります。
つまりそれなりの改造や拡張工作をしようと思うと、単純に某ガ〇プラバトルみたいに既存部品を付け替えりゃいいってもんじゃなく、ぴったりなサイズ同志の部品類が揃っていることや、それらが分かりやすく分類されている必要があるんですね。
今回のラビリスや、前回作った妹のアイギスの腕の場合も男性が中に入ってると想定したバトルスーツをそのまま女性のボディとして活用するには、全パーツの幅詰めや部品の取り換えが必須。
なんかそのままでもよさげに見えるんですけど、実際にはかなり筋肉質な中の人(笑)を女性らしい体形にするにはやっぱりあちこち削らないといけないわけで、特に腕のような部品を削るには少々綺麗に削ったり盛ったりは大変。また長さの調節がやりにくいので、腕パーツごとサポートパーツ類で自作して付け替えるのが一番なんです。(ここまで長かった)
その前に本体の進捗が見えてないと色々説明が面倒(オイ)なので、先にそっちを書こう(笑)
現在、ガイアノーツ -サーフェイサーエヴォ (50ml入 フレッシュ)で捨てサフ吹きまして本体の傷埋めやらの作業中なんですが(画像ちょっと怖い顔してるけど)、本体部分についてはほぼホライジング - マジックスカルプ (ナチュラル)で細部造形してるので大本のキットは幅詰めして接着してたりしてほとんど残ってません。
今回腕に使用する部品を見える化するとこうなります。
(1)のWAVE- P・キャップ(PC-05)、これは1/100ガンプラなどの肩や股関節などの主軸の軸径に合わせた5mm径の軸穴を持っているのでこういった個所に非常に使いやすいです。
他の部品に関しては軸穴が3mmと、多くのガンプラなどに使われる軸穴径になっているWAVE- プラサポ[1]やWAVE- プラサポ[2]のパーツの多くが適合します。この辺が分かっていれば、あとは組み合わせやサイズ調整などで全体の長さを変えることはできます。
さらに肘関節は、きっとパーツが非常にゴツイ造形なので、完全にすげ替えが必要なんで、これはHOBBY BASE - 関節技 球体ジョイントスリム(ダークグレー)を使用します。スリム伊達じゃありません(笑)
こうなります。上腕はサイズに合わせたプラパイプを適合して差し込んでやればOK。今回のラビリスの場合、デザイン的にもこの部品類を使うほうがしっくりきましたので色々組み合わせた結果このようになりました。
肘に使った関節技、確か今月にはより小さいサイズのボールジョイントもリリースされると聞いてますので、人気の小型キットの関節改造にもより使いやすくなるでしょうね!
更に股関節、見ての通りなんですがこれも実はプラサポで置き換えてます。元はこういう状態です。もうね、デカくてがっちりしてるんです。
画像の右の軸棒はこれ非常に太くて、ほぼそのまま使用する脚部につながる大事な部品ですので、ここはそのままにしてまたしてもWAVE- P・キャップ(PC-05)の大口径のポリパーツを上手く使います。
股関節パーツはこれまたデザイン上メカがむき出しな部分なので、元々プラサポに変更する予定でいたんですが、これも上記の腕同様です。こうすることで結果、太腿全体を体軸に寄せることができるため、体形自体を細目に見せることもできるわけです^^
と、関節を変えると男の模型が女の子の模型に変わるっていう話(笑)
普段あまり語られることのない関節パーツ類について今回は詳しく書きましたが、昔からあるのになぜいつまでも変わらず豊富な品揃え、かつ商品としても元気に現役で人気なのか?っていうちょっとした疑問の答えの一つだと思ってください。長く売れている商品には、ちゃんと秘密があるんですね!