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Channel: GPARTSマテリアルラボラトリー 【模型用品専門店G PARTS(ジーパーツ)のブログ】
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生き延びろ。

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もう来週は8月だってのに、よく考えたら我が家は夏休みの予定何も考えてませんよ、ええ、ダメ親父のakicyanです。

 

さあて今日はいつもと違ってネタ(商品)についてから書きます^^

 

まず昨日上げたばかりですけど、ディスポーザブルシリンジ10本入(針無し使い捨て式注射筒)。※医療用品じゃありません

 

こんなもん何に使うんやという方もいるかもしれませんけど、少量の溶剤の吸い上げや添加などのほか、正確に分量を量って混合したい場合なんかに使います^^

 

個人的には、エアブラシでの塗装時、メンドクサイので直接カップに溶剤と塗料を流し込むようなズボラなタイプなんですけど、時々希釈溶剤との配分がわかんなくなっちゃうので(笑)、直感的に分量がわかる目盛りは有難いのです。

 

実はこれ、某量販で実験・研究用(くれぐれも医療用品じゃありません)に100個単位で販売されているものなんですが、正直そこまでの量があるとちょっと邪魔で(笑)、実はこういうもの他にもありまして、以前ご紹介した今とても人気のAll Brush(オールブラシ)30本入なんかも同じようなロットで手配して個人的に使っていました。

 

ただ、やはりこれもちょっと多い(笑)

まぁ上のディスポーザブルシリンジと比べるとかさばりませんからまだいいんですが、こういったロットの大きな使い捨て式の塗布用器材は他にもありましてまたご紹介がてら小ロットで販売していきますのでぜひお試し下さい^^

 

あと、他には既存サイズバリエーションの拡大とか、エバーグリーンの素材の未UPのタイプ違いなども順次追加していく予定ですが、実際、販売前に手配していて、まだUP作業ができていないものが数えたら23種類もありまして、どれから上げたらいいかお手挙げ∩(´・ω・`)∩

 

 

さて、今日はほんと発売して以来、一個も売れていないものを使ってみたいと思います(笑)

 

それはこれ。エバーグリーン Zチャンネル(各種)

 

この特殊な形状。ありませんねぇ~国産品では。

しかし、これだけサイズバリエがありながら1年ほど今まで一つも売れてません。その理由は何か。

 

簡単です。何に使ったらいいかさっぱり分からんからです(笑)

 

しかしですよ、アイテム側から作品にアプローチするんじゃなく、作品からアイテムにアプローチする恒例の手法で今回、初めてこれを使ってみることに成功しました(笑)

 

単純にカットして、作成中の偽装ネット端末の空間部分に接着しただけ(笑)

 

しかしながら、筋彫りやディティールの貼り込みだけでは得られない立体的な情報量が付加されました。この他、段差を付けてプレートを繋ぎ合わせたりといった使い方もありだと思います^^

で、肝心のシボの方は今後入荷予定のものを使ってまた実験的なことをやってます。

 

 

まだちょっと雑ですが、スカートのすそ部分、これプラストラクトの製品なんですけど、いわゆるフリルに使えるなと(笑)

 

元々は建築模型の屋根を想定した波板状のプラ板ですが、エバーグリーンとは異なり、波状の断面が特徴。エバーグリーンの場合、片面は完全にフラットなので、こういった表現には向いてません。

 

実はこれ、先ほどのエバーグリーン Zチャンネル(各種)を使った画像の中央にも使用してます。

 

シボは顔もそうですけど、そもそも設定どおりに作るつもりもなかった訳ですからこういう遊びも許して下さい(笑)スカートそのものには近日中にパテ盛って一体感を持たせる予定でいます。新しい商品もぜひお楽しみに♪

 

さて、それにしても最近の模型用品のリリースラッシュは相変わらずスゴイ。

 

前にも書いたんですけど、今の過剰な商品数と情報量、余程の情報整理力と鑑定眼でもなければ、この中から何を選べばいいかなんてわかんないでしょうね。自分にも分かんないです。

 

店としてはそれらを並べておいて淘汰されたものから排除していけば、という考え方もあるんでしょうが、これG PARTSのスタンスとは真逆なので、今のところ自ら率先して淘汰していくしかないと思ってます。

 

ですがちょっと待った。

 

・・・単純にメーカーの情報発信力が不十分で、良いものなのに残念ながら売れてないものとかないだろうか?

 

ああ思い出した、そういえばこれがGPARTSの原点でした(笑)

 

数ある逸品の中にも、情報発信力に恵まれず、またリリース時期が古く今のように情報共有により多くの方の目に触れることもなく、ある意味『早すぎた』製品を、関連する情報の発信とともに認知していただき、そしてその価値を知っていただいたうえで買っていただく。

 

そうそう、聞けば、メルカリが東証に上場するとか。

 

2013年に創業したばかりの個人フリママーケットアプリのサービス提供会社が、僅か5年も経たずに上場などだれが予想したでしょうか。

 

模型や関連したアイテムに関しても、個人でオリジナルの製品を作ってネットで販売するインターネットネットユーザーが着実に増加し、個人同士でのやり取りで希少品やオリジナルアイテムが流通するような時代。

 

その視点からは、もはや『ネットショップ』という、ある意味ステレオタイプの商取引サービスの概念すら、やや時代からズレて来ている感も決して否めない。

 

別にこれに関してや、時代の流れについてどうのこうの言うのではないです。こういうものなんです。

 

ただ、例えばSNSで情報発信をしたり、情報の共有によってネットワークを活用して商売をするのは簡単でも、それを永く継続していくことは極めて難しい。

 

同時に瞬時にバズった情報は、飽きられるのも瞬時であるというのはあまりまだ周知されていません。これは明らかに情報の代謝速度が加速しているということです。

情報伝達スピードの更なる高速化と同時に、受け手の処理速度が上がることで、その情報が劣化する速度も加速している。

 

つまり、全てが早くなってるんです。

 

速度についていけるかの前に、そういう状況だからこそ当初目指していた商売のあり方という原点をもう一度しっかり見直してみたいと考えています。そして改めてちゃんとした道で生き延びるスタンスを模索中です。

 

あ、そうだそうだ!以前ご紹介したSCM、正式に申し込みました~!あとはお支払いお支払い(^^♪展示会楽しみです♪

 

模型工具・模型用品の専門ショップ G PARTS 
 

 酒餅G7エントリーまだまだ受け付けてるよ!


使ってみて初めてわかる違いを記そう。

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お盆でやんすakicyanです♪('∀')

今年の夏は暑さで疲れちゃってなかなか模型作業が進まない!っていう方もいらっしゃることと思うんですが、ええ分かりますヨ(笑)

 

個人的には仕事場の一角を作業スペースにしてる身にとっては、エアコンもありますし環境はそれなりに整ってはいるものの、この暑さのせいでか、仕事の後で作業しようにもやっぱりバテちゃってる感じありますね^^;

 

そうは言いつつも、10月末の千葉しぼり展示会に向けて、何とか制作は進めているのね。しかもね、今年は異様なほど新入荷商品が多いので、そのレビュー作業優先の制作ですから、正直色々と追っついてない部分はある(笑)

 

シボはご覧の通りほとんど進んではいないので代わり映えのしない灰色の画像ですが、今回は近日UP予定の商品を使用して、いくつかちょっと進めてみようと思います。当然商品ページはないのに敢えて書く(笑)

 

前々から書いてる通り、新商品沢山ある中で、どれを選ぶか?というのはお客様次第ではあるんですが、それと同時にお店でどれを扱うか?については当然お店次第です。

 

これだけ製品の溢れる時代、模型用品に限らず、『多くの世に出る製品がこだわった良い製品』であることも多くの方がご存知の通り。

 

だから新商品にしても、『拘りの素材で作った○○』とか、『匠が手作業で作った○○』っていうのは、残念ながら売り文句にはなりません。本質が大事で、それがこれまで世に出ている既存品と何が違うのか、っていう事。それだけです。

 

だってね、10年くらい前から市販品の模型にしたってもうほら説明書通りに組むだけでも、ほぼどれもすごいものが出来上がるわけですよ。ツールやマテリアルなら、新しく出てくるものはそりゃスゴイに決まってるでしょ(笑)

 

でも、それだけにもっと大事なのは、使いどころを的確に踏まえたキャッチコピーでしょう。

拘りの素材』何てのは当たり前なので、これをどう使うと既存品とどう違うのか?がしっかり伝わらなくっちゃ意味がない。

 

特に似た商品が一番大変(笑) だって、どっちも拘ってるんだもん。違いの分かるお店ならどっちもけなさずにちゃんと売れるお店でありたいよね。(誰が違いが分かるってオイ)

 

そこで今回登場するのがファンテック 樹脂用カッター。ページはまだない。(ええ、作ったらリンク張ります)

 

 

これ割と前からある製品です。他にもいくつかの形状があります。この製品については、先端ツールの仲間なので、GPARTSではこちらのページの商品とともに上がるものなんですね。

 

ところが、製品としては最上位にあるだろう、皆さんご存知の樹脂用ジルコニアロータリーバーの製品群がですね、その前にドーンとたちはだかるわけですよ(笑)

 

まず、どう違うのかパッと見分からないこの手の製品はね、模型用品の中でも鬼門に近い(笑)

で、今回はしっかり使ってみてから、違いを体で覚えて販売しよう!と思ったわけですね。

 

まず端的にどう違うか、このパイプ状の右腕を削って腕らしく仕上げるために使ってみることにしましょ♪。

 

 

まずは樹脂用ジルコニアロータリーバー 砲弾型(各種)を使って腕に緩くテーパーをかけてやる所から始めますが、ご承知の通り、これ非常に削れるので、無垢(パテブロックのような中身の詰まった素材)だったら問題ないんですけど、このようにパイプのような素材を薄くする作業では注意が必要。結構簡単に穴が開いちゃったりします。ちょい怖い。

 

ここでファンテック樹脂用カッターにスイッチ。

 

この先端ツール、刃の部分がシルバーコーティングのカーバイトバーなので、目詰まりがしにくいようにできています。

これは、プラスチックやパテのように粘りのある素材を削る際には、実はかなり有効な性能で、金属ヤスリでもシルバーコーティングのもの(TAMIYA - ハードコートヤスリPRO (半丸 7.5mm幅)ツボサン - ブライト 900 エクストリーム(各種))などは実に樹脂をしっかり削ってくれる上、長寿で目詰まりはめったにしません。


実勢に削ってみた状態です。

 

表現するのが難しいんですが、端的に書くと、ファンテック樹脂用カッターの利点は、

 

・削れ過ぎず、綺麗に削れる点。

 

・プラ、パテ共に切削後に目詰まりがほとんどない点。

 

・以上の性能を踏まえても1,600円(税別)と非常にお値打ちな点。

 

がそのメリットでしょう。

勿論、上位ツールである樹脂用ジルコニアロータリーバー各種との違いの面では、研削時に発生する熱による素材の溶けでしょう。

 

これはジルコニアには全くないと言ってしまっていいんですが、ファンテック樹脂用カッターの場合、PS素材部分を削る際にある程度素材にあて続けて回転させると、どうしても溶けます。

 

このあたりのメリットとデメリットを踏まえて、使い分けるのが一番です。薄いプラスチック素材を少しづつ削る際にはジルコニアロータリーバーよりファンテック樹脂用カッターのほうが圧倒的に削りやすいですね。

対して、無垢のパテブロックやプラ材をストレスなくゴリゴリ削って形を変えたいといったような場合は樹脂用ジルコニアロータリーバーをお勧めします。

 

つまり使う目的によってお勧めするものが変わるってことですね。(ここテストに出るよ)

 

この辺が、本来商品説明をちゃんと読んでもらわないといけない部分なんですが、端的にはキャッチコピーでしょう。というわけでお休み期間中に頭をひねってキャッチコピーを考えます(笑)

 

実はもう一つ、同じようにキャッチコピーを考えてるものがありまして、何の因果か謳い文句というのは商人の頭を常に悩ますもんです。

 

 

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偽装端末とシボの双方を活かす為の創意工夫

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何ちゅう暑さでしょう!今日これを書いてる現時点で36度とかいうこの殺人的な暑さ・・・!

 

・・・まぁ部屋の中は冷房効いてるんですけどもね。どうも苦手で、エアコンの冷房。早く涼しくなってほしいばかり。

 

・・・いやちょっと待った、涼しくなったらもう時間がないぞ!

気が付くとシネマ選手権まであと2か月!><

 

まぁパッパと作業できちゃう器用な方と違ってですね、ワタクシ、不器用な上に時間も手間もかかる変態野郎でして、2か月なんて2日くらいに感じちゃうわけで。。(焦りすぎ

 

さあ、まずは偽装ネット端末遺伝子(以下 偽装端末)から。

 

 

上に乗ってるのはちなみに1/144のザク。偽装端末の上端と脚を含めた高さはこの状態で約32cm、大体1/60のガンダムくらいの大きさですかね。大体想像つきます?

 

この偽装端末、長い八角柱なんですが、脚の部分はスライドして展開し、柱部分を支える形状に変形します。流石に変形機構など再現する気にはなれない(強度的にも時間的にもスキル的にも絶対ムリ)ので、据え付けた状態で再現するんですが、多脚部分はパネルが開いて六角柱を押し上げる形で展開するようにできています。

 

残念ながらこの偽装端末の詳しい資料は弐瓶氏の劇場版設定集ではこれくらいしか記載がなく、また映像を観ても、描かれているシーンも引きでの動画なので細部はザックリとしか分かりません。この辺もまぁ偽装端末と分かればいいやレベルで進められるので実際有難い(笑)

 

正直、漫画版などとの共通点はキャラクター名くらいじゃね?っていうくらい、劇場版もう別物なので、ある意味作るほうも好きに改造できる世界だと勝手に解釈させてもらってます(笑)

 

で、偽装端末の画像にある四角状のモールドなんですが、これ、長四角形状のは持って歩く際の持ち手部分で(笑)、四角い凹状モールドは、偽装端末が直立状態になった際に、シボが登る時の足場なのよね(笑)

 

まぁ実際に登ってる映像は映画の中でも足を掛けてる部分映像が一瞬しか出ません。でもまぁ、それ以外の用途があるのかないのかももうその辺はいいでしょ(笑)

 

この凹みに関しては、以前にも似たようなサイズのハイパーメガランチャーを作ったときにやった方法と同じやり方で作ってやります。


まずはこんな具合にエバーグリーン レクタングルパイプ(使用したのは259)を短くカットして、穴に一方だけ余ったプラ板等で蓋をします。

 

設置する部分に併せてこの部品でラインを引き、ここをカット(今回使ってるのは)[送料無料] エコーテック - 超音波カッター ZO-40。そりゃ楽です。勿論、カット後はすり合わせなので、あまり大きくザックリ切っちゃうと後が大変なので、小さめにカットして少しづつヤスリ(魚地球印 - 精密ヤスリ(180mm 油目 #6)がオススメ)できれいに拡大してやるのがよいです^^

  

そして表面を綺麗に均して完了。隙間が出来ちゃったら、捨てサフ後にシボでも散々使ってるロックペイント - グレージングパテ グリーンII (250g)で埋めましょう^^

 

 

こんな感じです。で、色々考えまして、シボはこの偽装端末に上って座る寸前の動きのある状態でディスプレイしようと思いまして、固定方法を考えました。

 

こんな感じです。当初の予定からずいぶん変わりましたが、これで何とか落ち着きそう(笑)

座ってる状態にするにはスキンスーツがガッチガチになっちゃいましたし、そもそも色々難しいので諦めつつ、シボも偽装端末も活きるディスプレイ方法がないか、動画も色々確認したんですが、まぁ偽装端末持って一生懸命走ってるシボとかちょっとどうなの?って感じだったんですよね(笑)

 

で、この不安定なポーズで重い本体を固定するのに、やはり現時点で一番最適なマテリアルはネオジム磁石 (角 10個入)でしょう。

更に展示中に落下するなどのトラブルがないようにするには、固定力の強い5.0mm x5.0mm x1.0mmを複数個使うのがより安全。

そんなわけでポーズをしっかり確認しつつ、複数個所にネオジムを埋め込みます。

 

 

更に足を引っかける凹部位は先ほどのレクタングルパイプでは小さ過ぎたので、エバーグリーン プラパイプ(70EG 236)を上のやり方で埋め込んで設置しつつ、ネオジム角を使って同様にポージング位置に固定できるようにします。

 

細かい話なんですけど、ネオジム埋め込む際には、バローベ- HSS彫刻刀(2.0mm)を使って数回彫るだけできれいに溝が彫れますので(笑)ヤスリだのなんだの全く必要ありません。

 

足側は足の裏に接着。

 

これで完了^^

 

まさしくガッチガチに固定できました。あと2点ほど止めるつもりですが、これだけでもほぼ逆さにしても落ちません(笑)

 

あ、因みにシボの顔のほうはこんな感じで落ち着きました。

今回、偽装端末接続前の状態でブルーの目にしてます。白目に使用してるのはガイアエナメルカラー ホワイト(10ml入)、青の部分はガイアエナメルカラー シアン(10ml入)、薄い部分はシアンホワイトガイアエナメルカラー マゼンタ(10ml入)、の混合、まつ毛などはガイアエナメルカラー ブラック(10ml入)です。なお、筆は今回、サンプルテスト品を特別に頂きましたハイキューパーツさんから近日出る予定の新商品のエナメル専用筆(仮称)というもの。

実際大変含みがよく、少量のエナメル塗料でしっかり描けるスグレモノでした^^ 発売までしばらくお待ちくださいネ♪

 

さて、ちょっと焦ってきてますが何とか目鼻がついてきました。でもね~~9月10月は忙しいから、もうちょっと早めに進めないとなのよね~~~((滝汗

 

あ、肝心のお店の方はですね(笑)、9月にも新たな取り扱いメーカーさんが増える予定だったり、新商品が山のように来てたりと、とにかく頑張れオレな感じ(笑)

作品作りも頑張るけど、お店もこれから頑張らないとなシーズン突入だわ…!

 

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 ・・・げ!酒餅G7忘れてた!

極上イチゴタルトと安い皿。

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めっきり涼しくなって模型がはかどるね!

 

・・・どうも、季節が変わっても相変わらず手は遅いakicyanです・・・( ;∀;)

 

さあ、千葉しぼりのシネマ選手権もいよいよ来月というところまで近づいてまいりまして、シボさん頑張らないといけません。

 

最近、展示のための模型には台座が必要理論を口を酸っぱくして説いて回ってるわけですが(笑)、今回のシボさんの場合、前回書いた通りそのまま偽装端末が台座です。今回既にその点はクリアー。

 

しかし、以前ザンボット3を作った際にも思ったんですが、台座だからと言って手を抜いたら大変。これ、大きなマイナス要因になっちゃうぞ。

 

例えば、おいしそうなケーキを買ったとしますよね。

 

 

そりゃもう美味そうで、見栄えも立派なイチゴタルト。これを持ち帰って家にある器に載せて食べることにしたんですが、どうもいい器がない。

 

しょうがないってんでその辺のいつも使ってるパン載せる安い皿にポンと載せてみたんだけど、、、、どうもお店で見た時よりマイナス20点くらいに見えちゃう

 

これ他の色んなものに当てはまるんですけど、どうせ一緒に見るならコーディネートされていたり、主役に合わせた器が絶対必要ってことになるのと同時に、器が安ければ主役も安っぽく見えるってことなんですね・・・。(コエェェ)

 

つまり、高級イチゴタルトには素晴らしい皿、シボさん本体がどんなにエロくっても、台座が段ボールだとアウトォォ( ω ) 台座超本気で作ってようやくそれなりに見てもらえるってこと。

 

更に今回の作品、実は以前も書きました静岡キャラクターモデラーズ展示会2017(以下SCM2017)にも持っていこうと思っているので、色々と準備しないといけないことがあるんです。それはズバリ展示スペース。

 

千葉しぼり展示会は昨年通り30cm角の1スペースなんですが、なんとSCM2017は90cm角!(マジかよっ)

 

ちょっとこの広さはもう未知との遭遇です。E.T.です。ブレードランナーです。

 

ああいや、ここでテンパってもしょうがない、まずは30cm角のイメージを。

 

現状でほぼこの状態、ほとんど余計なスペースがありません。これは良かったかといえばまぁ良いんですが、ある意味もろ刃の剣でもあります。

 

実際いっぱいいっぱいだと、空間的な『間』をほとんど使えないので、ちょっと狭苦しく感じてしまう事もあるんですね。絵や映像でも、ある程度空間があることで、描きたい主役を引き立てることができます。

 

上から見ると、より狭く感じません?

 

つまり、何でもかんでも詰め込めばいいってわけじゃない

 

・・・しかしまぁここはこのサイズになっちゃいましたので何とかうまくまとめるしかない(笑)

 

 

ほぼ正面から見るとそれなりにまとまってるものの、横から見るとどうでしょう。

いい具合に後ろスッカスカですね(笑)

 

当然展示会ではこの角度で見られないわけじゃないんです。だってこれ背が高いですから。ムチャクチャのっぽですから。

 

そんなわけで決められた空間をどう上手く使うか、これもモデラーに必要なプロデュース力だと認定(笑)

 

 

因みにシボの背中にある変な形状の部品は「脊椎補強器」というもの。ネオジム磁石 丸(1.5mm)を腰の部分に複数使用して簡単に取り外し可能です。

 

さあ、お待ちかね新商品!今日はクアトロポルテ - Tipo ウォッシュ シンナー(各種)

正直これ、今まで使ったウォッシュシンナーの中ではダントツ一番です。とにかく洗浄力がいい。臭いもキツすぎないので助かりますし、なんてったって「うがい」の回数が2、3回程度で済むのでムチャクチャコスパがいいの。

 

とにかくオススメ。シリーズで出ているクアトロポルテ - Tipo G プライマーサーフェイサー(60ml入)クアトロポルテ - Tipo マルチ シンナー(各種)もとても人気なので、ぜひ一度使ってみて欲しいです^^

 

さあ、来週はこれまた色々出てくるから忙しいよ~~♪

 

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 ・・・酒餅G9月までだぞ!

 

ここでスーパーパワー使うのは勿体なかった。

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今朝小6の娘に、

 

『ねぇ?学校って面白くないよね?』

 

と突然同意を求められましたakicyanです。

 

『あのな、世の中にはな、本当に面白いものなんて、そんなにないんだよ。自分がそれを面白くするしかないんだよ』

 

と少しまともそうなことを言ったはいいものの、ヤツのきょとんとした顔を見て、「ん、その前に『俺に同意を求めるなっ』ってつっこまなきゃいけないトコロだったか」と変な方向で反省したボンクラ親父です。

 

さて、そもそも面白いってなんだ?

 

最近はTVが面白くないとかよく言われるようになったりもしてるけど、面白いってのはそれぞれの価値基準が非常にあいまいな概念だよね。

 

模型に関して面白いか面白くないかの基準が何かはちょっと置いておいて、逆に昨今の模型を面白くしている要素のに『新しいツール』や『新しいマテリアル』があるのは間違いないと思うわけです。

 

時にそろそろ全日本模型ホビーショー開催なわけなんですが、そこでもいくつかまた新しいネタが発表される様子なんですけども、残念ながら今年はちょっと無理(子供の運動会絡み)。

 

そんな中で、またも今月上がった大手メーカーの製品の中から一つ二つ、ちょっとご紹介。正直、ホント正直、ここで敢えて紹介しないといけない理由(頑張って一生懸命売り込む理由)はないんですけど、面白い模型の話の流れなのでぐいっと力づくで持ってきます。

 

あ、その前にシボさんね、顔はもう完成ってことで、残すは髪くらい。

 

Twitterでも書いたんですが、シボに限らず、私の作る女子ロボたちは一切設定などを参考にしてないので、アニメーションキャラクターと比べてかなりオリジナル色の強いものになってます。

 

勿論モチーフがアニメのキャラクターなので、それとわかる符号は出来るだけそのままにしますけど、自分がこのキャラはこうだなとイメージした形にしかできない不器用なモデラーなので、かなり最後の最後でいろんな方向に行くと思います。顔はまだ序の口です(笑)

 

ちなみに目の塗装では近々にUPしたばかりのウインザー&ニュートン - サンソダー微臭溶剤(75ml)というのを希釈用に使ってガイアノーツ エナメルカラーシリーズを混色して塗装しています。

 

 

この溶剤を入れてみた理由は、最近カラバリも多くリリースされてきているガイアさんのエナメル塗料を使った際、特にこの目のような細部の塗装にどうも伸びがないなと感じたからです。

特に目などは、筆の先の先、末端を使って描くことが多いんですが、どうもどの溶剤を使ってもいまいちでした。

 

シボは1/8だか1/6だかなので全然大きいからまだいいんですけど、1/20なんかは相当キツイだろうなと。

 

実際、速乾性のエナメル系溶剤は同社製のウインザー&ニュートン - アーチスト・ホワイトスピリット(75ml)ほか既にいくつか仕入れていましたが、これを使って最初ガンプラについていた1/20のヒイロ=ユイを塗ってみたわけなんですけど、速乾性で目、まぁ難しい(笑)

 

で、乾燥に時間がかかるエナメル系溶剤で主に画材のテレピン(ターペンタイン)のシリーズを入れて比較テストしてみた結果、いろんな面でバランスが一番よかったウインザー&ニュートン - サンソダー微臭溶剤(75ml)に決定。因みに塗ったヒイロはこんな具合

 

※タンクトップもズボンもめんどくさくてそのままエナメルで筆で塗ったんですけど、乾燥してない状態でトップコートかけたら色がへんちくりんになっちゃいましたスイマセン(笑)

 

当然ですが、テストで3点、ロットで仕入れてるのでそれらは販売できませんけど知人の絵をやってるものに上げちゃいます(笑)

 

この辺の溶剤は、ある程度メーカーさんのリリースを待っても良いですし、既存のエナメルでも速乾ではないものもありますから、その辺を使用して慣れていくのもアリだと思います。が、個人的には塗料を思ったようにコントロールしたいなっていう方は多いんじゃないかと思ったのがそうまでして仕入れた理由です。結構目はね、色々あると思うのよ(笑)

 

ガイアさんのエナメルに関しては非常に発色も良いですし、正直大変気に入ってます。最近出たピグメント入りの汚し用のはまだ全くテスト出来てませんが、これも楽しそう^^ 早く使ってみたいです。

 

あと、最近の話題の品といえばね、GSIクレオス - Mr.セメント SP(スーパーパワー)なわけなんですけど、これもまたかなり偏っているというか(笑)、ある意味今を象徴するようなツールの一つ。面白いんですけど(笑)

 

例えばこれシボの背中なんですが、設定にはないディティールアップ中なわけです。グリーンレッドのところでこのGSIクレオス - Mr.セメント SP(スーパーパワー)を使ってるんですけど、レッドのところのような単純なポン付け接着箇所でスーパーパワー使うの勿体なかったって後から思ったっていう話。

 

このスーパーパワー、文字通り溶着すごくてですね。グリーンの箇所は、逆に他の接着剤では厳しい箇所でした。恐らく、これがなければ瞬着。

 

でもはっきり言ってプラ板やプラ棒でトラス組んだり、フルスクラッチでガンダム作っちゃうような方や、酒餅のテーマに出てくるようなその辺ではもう売ってない数十年前の旧キットを超改造して仕上げちゃう方には諸手を振ってお勧めはするものの、普通に最近のガンプラ作る際には大いなるオーバースペックな優れもの。

 

言ってみればね、アイアンマンは小学生のいじめっ子やっつけるのにミサイル使わないでしょとかいう話なんですけど、実店舗なら、ますますPOPをくっつけて販売しないとダメだなって思います。

 

個人的には、これまで(振り返ってみると)ガンプラをほとんどそのまま作るっていう事がなかったので、そういう作り方をする方にはある程度他の接着剤との併用でお使いいただきたいなと思うんですけど、この辺の具合がいかにも「最近のツールだなぁ」って思います。

 

こ、ヤスリとか先端ツールとか、他の製品にも全く当てはまるんですけど、いわゆる電化製品などど違い、ツールやマテリアルに色んなバリエーションが生まれてくると、既存品の特徴が薄れてしまって、新商品ばかりに目が行ってしまう。

 

アップデートされて既存製品が無くなるのであれば家電やPC、アプリなどと同列扱いで「過去の製品」になっちゃうんですけど、そうではなく別の製品として『新たに生まれた』ものなら、それまで以上の説明が必要です。

 

そんな中、またも出ましたidola - エッチングガイド3(ステルスタイプ)

 

 

この形状、名前の通りステルス戦闘機などに特徴的なモールド形状を筋彫りで再現できるものになてるんですけど、このステルス形状っていう既存品と全く違う方向性が見事(笑)

 

 

 

正直、個人的にはこれが一番使ってみたいテンプレートだと思いました(笑)実に方向性がはっきりしていて、ターゲットが絞り込まれている点でブレがない。

 

面白いか、面白くないかっていう話で始まりましたが、面白い、は連鎖反応じゃないかって思います。

 

主観的には、そのツールなら俺はこれに使う、私はこう使ってこう表現したい、そういったアウトプットが生まれることが、次の可能性を生んでいく。客観的に見た模型の面白さって、その結果同じツールを使っても、使う方によって違うものができるところだと思うんです。

 

だから、まず自分が面白くしないと。楽しまないと、なんです(笑)

 

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 ・・・酒餅G9月までだぞ!

11月からゆうパック送料を改訂いたします(予告)

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実に秋らしい季節となってまいりまして期せずして今は第57回 全日本模型ホビーショーのシーズンでございます!

が、タイトルの通り今日は全く色気のある話じゃございません_(:3 」∠)_

 

皆様ご存知の通り、運送会社各社が、昨今の通販事情(って書くとなんか人ごとみたいね)の大幅な変化に伴いまして配送料を値上げすることになりました。

 

当店も当然ながら毎日数十点の出荷を行っており、9月頭に10月以降で上がりますよ~、とこの値上げの通達がありまして。

 

当然ながら配送料は上げざるをえないと判断しまして、色々検討する予定であったんですが、1か月あっという間に過ぎてしまって正直ろくな検証もできぬまま遂に月末。。。

 

早いわ(怒)

 

・・・いや、まぁ全く考えなかったわけじゃないんですけどね、ただどうもちゃんとした検討ができないまま、テキトーな数字を入れるのがどうにも嫌で。

 

これはですね、上がった分載せればいいじゃんっていう風に思う方もいらっしゃると思うんですが、なかなかそうそう簡単にいかないんです。

 

例えばダンボールやプチ封筒等の配送用にかかる梱包資材の費用や、ボーガスペーパーやエアキャップなどの破損防止用の梱包材にかかる費用も以前より上がっていたりすることもあります。

 

また、一定料金以上のお買い物をしていただいたお客様への高額割引のハードルなども見直す必要がありますし、一つ変えるのに実際には色々な検討要素があるのです。

 

以前の消費税率UPの際にも、同じような試算を色々と繰り返したもののなかなか考えたようにはいきませんでした。実際、現状の配送料の店舗負担結構大きいんです^^;

 

この辺の見直しを配送料の見直しと同時にしていかないと、ゆくゆく大赤字になりかねないんですね。

以前の消費税率の際はかなり時間がありましたから問題なかったんですが、今回は通常業務やりながら1か月しかなくて検討期間が正直短かすぎたわけで。

 

そんなわけで、実際に店舗は運送会社にお支払いする配送料は10月から変わるんですが、お客様にご負担いただく実際の送料の変更は、もう少しあと、11月1日(水)からとさせていただくことにいたしました。

 

その前にはっきりした時点でこうなりますよというアナウンスは入れますので、どうぞ予めご了承下さい^^;

 

さて、そんなこんなで9月も終わり。今月も全く完成品の無い状態で終っていくので、一つだけ。。

 

シボの右手、完成です・・・

骨っぽい感じにしたかったので、ホワイトかなと思ったんですが、クアトロポルテ - Tipo G プライマーサーフェイサー(60ml入)を吹いた後、ガイアカラー 032 アルティメットブラック (基本色 15ml入)を吹き、最後にガイアカラー 223 インテリアカラー(戦車車内色) (ミリタリー 15ml入)を吹いてます。

 

ウェザリングはフェザー(FEATHER)- メス替刃(11)で部分的にチッピング、錆系の茶はGSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー グレイッシュブラウンで、黒はGSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー マルチブラックです。

 

・・・ってこんなけしか書けん(泣

 

さあ、泣いても笑ってももう来週は10月。あと1か月しかないぞ~~。

 

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 ・・・酒餅G9月末までだぞ!

巨大構造物のある空間を感じさせる演出をしよう

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取り急ぎ、先週のブログ「11月からゆうパック送料を改訂いたします(予告)」でゆうパックの配送料の値上げの件をお知らせした訳なんですが翌週の今日、今まで話の無かったヤマト運輸のDM便、ネコポスの方も値上げの通達が来たという、なかなかしんどい状況が生まれてまいりましたのでお知らせします。

 

ただまぁ世情から予想はしてましたし、卸やメーカー直送の入荷の送料等も軒並み上がってますので、いろんな部分でこれまで通りというわけにはいかないだろうと薄々感じてましたが、これにより全ての配送料を11月頭から変更という事になりましたので予めどうぞご了承ください。

 

ちなみにDM便、まだはっきりとはしてませんが、請求値上げ率は恐らく現状の倍近くなると予想されます。という事でできるだけ早めに金額出しましてまた後日詳細お知らせいたします。

 

さて!そんなこんなでシネマ選手権に向けていよいよ大詰め。

 

シボは本体の下地塗装(ガイアカラー 032 アルティメットブラック (基本色 15ml入)使用)まで行いました。(急いで撮ったのでちょっとピンが甘い画像でスミマセン)

実は、本体塗装直前になって首の角度が気に入らなかった(セミロングの髪パーツなので設置すると首を曲げられない)ので、右側の髪の毛パーツを作り直しました。

 

 

髪がはねた状態にして、首に簡単に角度を付けられるように変更。これ、実は展示会の卓上で、できるだけ見てくれる方の方に目線を向けられるようにする「見られるための工夫」です(笑)

 

 

 

ちなみに本体色黒にするだけで存在感150%マシ。恐ろしくひょろ長く見えます(笑)

 

更に偽装端末。

偽装端末は接続準備の段階で四本の脚が本体から展開、それと同時に本体下部から接続用のソケットが伸び、展開する床の接続用端末部とドッキングする仕組み。

 

この床部分に何も作らないとヤッパ寂しかったので(はまった)、以前のラビリスの台座作成でも使用した、100均の蕎麦皿がここでまた登場w

 

これはホントちょうどいいサイズなんですよ。軽くて扱いやすいし^^

で、そこにNIPPOLY - 自遊自在 3.2mm(デザインワイヤー)各種や新たにサイズバリエーションに追加したNIPPOLY - 自遊自在 6mm(デザインワイヤー)各種を使用してザックリと基本のパイピング。

 

BLAME!原作には非常によく超構造物とともに情景と人物が描かれているんですが、実はこういった描かれ方を切り取って立体化するのが非常に難しいなと思っていたんですね。でも、キャラクターだけを立体化してもその世界観を表現するのは難しい(特に自分のような凡才には)。

 

 

映画を観た方も分かると思いますが、部隊である都市の背景にあたる様々な構造物群がとにかくスケールがでかい。無限に続くような空間に、良く分からないパイプや増築された構造物が張り出し、まるで立体迷路のような先の見えない空間が広がっているという設定で人物たちが活躍します。

 

こういう良く分からない巨大建築物とか構造物の密集した描かれ方は、後のシドニアの騎士などでもそのままで、言ってみれば弐瓶氏の作風に欠かせないものなので、出来るだけその中のキャラクターという立ち位置を描きたいわけです。あ、もちろん無類の建築好きの血がうずくという部分も少なからずありますが(笑)、世界観って作品作りにすごく大事だなって最近特に思うもんですから、そこはブレずに行きたいわけですね。

 

とはいうものの、30cm四方ですし、今月末ですし、というかこれ以上作れない(笑)

 

根っこ部分みたいにケーブルが広がっていたりすると、雰囲気かなぁと思うわけです。

さぁ、いよいよ四の五の言ってる時間無くなってきました!飛ばします!

 

模型工具・模型用品の専門ショップ G PARTS 

 

 落としちゃった!>< 今はロスタイムだよ!!

助けに来たわよ、霧亥。

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昼夜続く秋雨、ほんと晴れ間が全くないこの数日、もうケツに火がついてるどころの問題じゃありません、最終的な仕上げの段階でまさしくいつまで経ってもトップコート吹けない状態であっぷあっぷ(死語)しておりますakicyanです。皆さまいかがお過ごしでしょうか( ''ω'' )

 

ええ、しかし合間を縫ってとりあえずシボは何とか完成です。

撮影も雨の合間を縫って2日に分けて敢行したので、光の具合が随分違いますが、その光の具合とみる角度によって全く表情も変わるちょっと不思議な顔になりました(笑)

 

湿度ヤバイ日にGSIクレオス - Mr.プレミアムトップコート つや消し(88ml)で部分的にトップコートしたんですが、予想を上回るかぶり具合を見せてくれまして(そらそうだわな 笑)、無理をせずにホルベイン - ペトロール(低毒性 55ml)日本製紙クレシア - キムワイプ S-200に染み込ませて表面を撫でていき、強引につやを消しました。トップコートはまぁ天気になればやります(笑)

 

ボディなどの部分的な色分けですが、今回はほぼHumbrol(ハンブロール)のエナメル使ってます。

 

脇と本体キズなどのグレーはハンブロールエナメルカラー 246マットRLM 75グレーバイオレット(14ml入)、ワンポイントのディティールアップにハンブロールエナメルカラー 240マットRLM 02グレー(14ml入)を使用してます。

 

黒いの本体部分も画像では分かりにくいですが真っ黒ではなく、GSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド レイヤーバイオレットGSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド スポットイエローを使ってフィルタリングしてるんですが下地がやっぱり強いので分かりにくいですね~^^;

 

因みに髪の毛はガイアカラー 223 インテリアカラー(戦車車内色) (ミリタリー 15ml入)を下地で吹き、その上からGSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド スポットイエローを塗ってHumbrol(ハンブロール)- エナメルシンナー28ml(希釈用)でぼかしました。

 

あ、今さらですが、先日上げた新商品のHiQParts - 熊野筆 KMブラシ 面相筆(各種)ですが、サンプルを頂いていたので今回のシボの目と口の塗装に使用させて頂きました!

 

とりあえずエナメルでの塗装にしか使えてはいませんが、かなりいい筆です。非常にお勧め。

1か月ほど色々使ってみましたが、溶剤系で酷使しても穂先が綺麗にまとまるのと、含みが非常にいいです。個人的にはよく使ったのは細と小の2タイプです。細線描きもバッチリ使えるので、エナメルよく使う方に是非!

 

さて当然ながらこれで完成ではないというわけで。

 

もう一つ、大事な台座(偽装端末)が残ってるうううううう。

・・・何とかこいつも合間を縫ってガイアノーツ -サーフェイサーエヴォ (50ml入 各色)のブラックを下地に吹き、未だ売り切れてないガイアカラー VO-10 マーズライトグレー (バーチャロンカラー 15ml入)(いい色なんだけど)を基本塗装に吹きました。

 

装甲表面の細かい擦り傷などはSHAVIV(シャビーブ)- スクレーブグローバー400型で物理チッピング、汚しについてはグレー系に定番のGSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー ステインブラウンGSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー グレイッシュブラウンを併用です。

ワンポイントの弐瓶式漢数字フォントはエナメルの手書きです。そして当然まだトップコート吹けてません(笑)

 

さて!実はもっと書きたいこともあるんですけど、とりあえず画像がこれくらいしか撮れてません。偽装端末下の接続部分は、ちょっと大事な工作が残ってましてこれもなんとか週末を使ってやる予定です!

 

最後に先週もお伝えしてます大事な各社送料の話、一応決まりまして、散々検討を繰り返した結果、以下のように決まりました。

 

・ヤマト運輸DM便: 260円 

・ヤマト運輸ネコポス: 340円 

・日本郵便ゆうパック: 640円

※全国一律料金です。

※ゆうパックの高額割引適用は商品代金8,100円(税込)以上となります。

 

10月31日(火)13:00以降のオーダー(11月1日以降出荷分)からこのように変更となります。どうぞ予めご了承ください。

 

そんなわけでもう色々とバタバタな状態で完成状態まで出せませんですが、なんとか突っ走ってますのでどうぞもうしばらく_( _´ω`)_

 

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 落としちゃった!>< 今はロスタイムだよ!!


楽しんでいただきたいの一言に尽きるのです。

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秋雨前線と台風、ホントこの時期勘弁してくれakicyanです。

 

というわけで千葉しぼり展示会、いよいよ明日という事になりまして、なんと出発ギリギリまで作業してました状況です。本気でヤバイ(笑)このような状態で大丈夫なんだろうかと不安でおなかがいっぱいです(それを言うなら頭がイッパイや)。

 

え~、なんとか台座の方も大分ゴマカシ混じってますが完成しました♪例によって白黒画像ですが!

 

 

 

 

 

 

今回の展示会も、もう色んなモデラーさんとお会いしたりお話しできたりするのだけがホント楽しみで(笑)去年の来場者さんもすごかったんですけど、やはり見ていただく以上は楽しんでもらいたいなぁという気持ちで作ってるうちにこの形になりました。好きなものをモチーフにしてるのは、やはり好きなものを作らないと本当の意味で楽しんでもらうのは難しいだろうという思いもあります。

 

個人的にはBLAME!という作品は色んな意味で振り切った世界観が好きで、キャラクターについては100%自己都合解釈、映画の設定と作品世界の雰囲気を好きにミックスして描いたつもりです。

 

ちなみに偽装ネット端末遺伝子だけだと全高45cmなんですが、その上にシボが乗るので主役を含めて全高50cm楽にを超えてくるサイズになっちゃいました。1/60 Zガンダムよりデカイ

(笑)

 

そんなわけで滑り込み完成での千葉しぼり展示会は明日2017年10月28日(土)11:00~17:00となります。

シネマ選手権だけじゃなく、様々なテーマの展示も同時開催なので、もうほんとスゴイ作品がいっぱい並ぶと思います!前回もそうでしたが、そんな状況なので拙作どうぞついでに見てもらえれば位の気持ちです^^;

 

ちゃんとした完成記事は展示会のご報告も含め来週改めて書きます。台座にも新ネタも使ってますしね♪

 

模型工具・模型用品の専門ショップ G PARTS 

 

 

あらゆるものから吸収せよ。

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今年も行ってきました千葉しぼり展示会!参加してきました「シネマ選手権」!

 

いや~楽しかった&凄かった(笑)

ここにきて語彙力無いんですけど、何がスゴイのか、分かんない方も行ったことのない遠方のモデラーの皆さんの中には結構いらっしゃると思うので、その辺も含めて今日は色々書かせていただこうかと思います^^

 

その前に、1/8シボと台座(偽装端末)完成です~。

 

 

最終的にはシボはブラックのボディーに部分的にマットコートを吹いて完成させました。

部位ごとの色分けによって質感が違うようにした点で、真っ黒なだけの印象にならないよう、工夫したつもりですが、どこまで伝わったか・・・(笑)

 

偽装端末自体に多くのウェザリングを施したのは、BLAME!劇場版を観た方は分かると思いますが、シボがネットスフィアに接続するために偽装端末を自動工場で作り、その後それを人間たちの集落に運ぶ間に、激しい戦闘に巻き込まれているためです。

 

ちなみにこの偽装端末というのは非常に巨大で重く、義体のシボや霧亥は楽々と持つことができますが、普通の人間には簡単に持ち上げることすらできません。

 

上記の予告編の動画のワンシーンにもあるように、霧亥はこの偽装端末を運ぶ際に、放り投げて駆除系セーフガードをやっつけたりと結構雑な扱いをしてます(笑)

 

 

そのために、引きずったり放り出したりした際にできるだろう叩き系の傷や擦ったような傷を想定してウェザリングを施してます。

 

 

足を掛けているフロント部分と天板には、ネオジム磁石などを多数使用してあのような不安定なポーズでも長時間の展示に耐えられる設計です(笑)

 

 

この他塗装は以前の記事で書いてますので割愛。

 

あと、この偽装端末とネットスフィア接続の際に端末下部から出てソケットと接続する部位を少し。下の画像は制作中の画像ですが、スジボリ堂 - ネオ・ワイヤー ブルー(各種)の2.2mmを使用しています。

 

 

実は結構象徴的なカラーで青い光が劇場版では随所に描かれてます。

この青い光は、背景であるメガストラクチャー各部にも点々とあり、この偽装端末を接続する際にも、ソケット部から漏れ出るように光る演出がされていました。

 

完成状態です。このスジボリ堂 - ネオ・ワイヤー ブルー(各種)、非常によく光ります!

 

単四電池式2本で、展示会で一日中光らせてましたが帰ってきた後も光りますし全く問題ありません(笑)最初は永続通電状態(光りっぱなし)で、その後点滅するようにして展示しましたが、展示会などでは点滅のほうが目立つでしょうねぇ(笑)

 

さてこれ、実際のBLAME!の映像では、

 

・シボが持ってきた偽装端末をこのソケット上に立てる

   ↓

・本体下部からソケットとの接続端子が伸び、本体ごと回転

(ここで有名な上の画像のように回る偽装端末の周囲をモデル歩きで回るシボが描かれます)

   ↓

・回転しながら多脚部が展開

   ↓

・シボが偽装端末の凹モールドに足を掛けて登る

 

というシーン展開で、どうでしょうここまで約15秒くらいかな確か(笑)

 

ほんの一瞬しか出てこないようなワンシーンの、さらに実際には描かれてない座る寸前を想像して作ったワンシーンのヴィネット(でかいけど)です。

 

 

 

 

単純に、座ってしまうとイマイチ本体の見栄えがしない点と、なんとなく動きを演出できないので、案外つまんないだろうなぁというのがこういうポーズにした理由です(笑)

立たせて展示も考えましたが、これも偽装端末が生きてこないのでボツ。

 

 

しかし面白い展示というテーマについてはほんと考えさせられます。

 

今回の千葉しぼりにおいても、映画をテーマにしつつ、ジオラマやヴィネットで展示するという事であったので、そのため様々な工夫を凝らした作品がイッパイでした。

 

以前よく美術館や博物館に通ったりしてた頃があり、展示の仕方というのがいかに大事か、割とその頃良く分かってたような気でいたんですけど、実際、魅力的な展示をするというのはなかなか大変です。

 

今回の千葉しぼり展示会などでも、当然ながら個別の展示スペースに制限がありますし、その限られた空間の中で、いかにして多くの方に見ていただくビジュアルを演出できるか、いかにして足を止めていただくける工夫を凝らすか。

 

模型サークルの主催する展示会という事であれば、当然ながらモデラーさんの知人の方や、部外サークルメンバーがまとまって参加するなどの状況から、全く通りすがりの方が見に来られるというのはまずないとは思うんですが、例えば今回のような『映画』をテーマにすることで、その作品を見たことがない所謂門外漢に興味を持ってもらえるかどうかが割と低めのハードル設定としてあったように感じます。

 

それだけに、光りの演出や動き、果ては音楽など、なかなか凝った作品も多く、見た目の演出にかなり力を入れたモデラーさんが多かったと思います。

 

こちらは『エウレカセブン ハイエボリューション』から輝くあやねさん。

 

白いもくもくしたフィギュアのベースにもなっている部分は色を変えながら発光します。

私はこの映画は観てませんが、フィギュアの表情も含め、全く作品を知らない方も大変惹かれるものがあるんじゃないかと思います。

 

こちらはたまたまそのすぐ隣の展示だった『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』からぶちゃさんのνガンダム。

 

 

こちらは逆に光る、動くという演出はないんですが、作品を観た方には印象的な、完成する直前のお披露目シーンというところ。切り取ってあるワンシーンとともに、シートを大きく広げたフィギュアが明らかにアクセントになっていて、これまたこのガンダムを知らない方も思わず覗き込んでしまう工夫ではないかと思うわけです。

 

こちらは一般展示の方から、ガンダムバルバトス、こるくさんの作品。

 

この鉄華団の動力室に繋がれたガンダムという、実に印象的なアイキャッチを作品化されてるんですが、この部屋自体を天井までスクラッチしてあり、暗がりを敢えて作り、そこへ演出として光を入れることにより見せ方に拘った作品です。ひしひしと想いが伝わってきます。

 

これはダグラム、ti0719さん、

 

こちらは塗装のみで暗がりと明るさを表現した実に見ごたえのある作品。自然と中央でたき火を焚くパイロット達に自然と目が行きます。見せるポイントを絞りつつ、周りの樹木やキットのカチッとした仕上がりも、合わせてここには写っていませんが台座にも力が入った作品でした。

 

そして見せ方の勉強という意味ではプロの方々の作品も無しはでお伝え出来ません。

 

こちらはWildRiver荒川さん。奥行きと光の演出、模型の密度と見せ方の面白さなど、まず自分の観た時の想いや感想をまとめるのが難しい(笑)

 

 

そして松本州平先生。

模型単独での完成度ももちろんですが、こうして画像1枚で切り取ったときの迫力、どういったらいいか分からないんですが、見る人の立場になってひたすら作られているのが分かりますよね。

 

勿論これ以外にも、今回大量に画像を頂いてきましたんで載せたい作品たっくさんありましたんですけど、ホント一部だけでスミマセン。

 

いろんな視点から何かを得られるかどうかは、結局のところ模型を作る側から、見る側に目線を変えてみるという必要があるんじゃないかと思います。

 

模型は趣味として自己満足で完結、と言ってしまうとそれまでなんですが、こういった作品に共通しているのは、何かこれを見ている方に伝えたい気持ちじゃないかと思うわけです。


以前、油絵をやってた頃に、額の話を聞きました。

額は絵そのもの以上に大事な要素なので、飾る状況を想定し、ここ一番の展示なら、市販品ではなく額自体を自作するのが最善、と聞いたことがあります。

 

展示する状況は様々なので、一概にこう、というのは難しいんでしょうが、その展示状況に合わせた額装は、明らかに作品を引き立て、見る方に感動を与えます。

 

この話を通してお伝えしたいのは、模型単体で展示するのが必ずしも悪いのではなくて、視点を変えてみることで、自分の作品を客観しすることもできてしまうのではないかという事。

 

そういう意味で展示というものを客観視するべく、今日も行われているだろう様々な展示会でいろんな刺激を貰って来て欲しいなって思います。

もちろん美術の展覧会や博物館でもいいと思います。『展示』というのは、誰が見ても楽しめるような工夫が満載。それを掘り下げてみる価値はきっとあると思いますよ^^

 

さて今回、千葉しぼり展示会にまた参加できて本当によかったなと思うのは、もうひとつ、いろんな視点を感じることができたことも大きいです。

 

今回参加されたお客様と懇親会でお話しした際に、以前、別の展示会に参加した際、その実行委員会にあまりいい印象を持てなかった旨をお話しされてらっしゃいました。

千葉しぼり展示会において凄いなと思うのは、そういった意味では展示会参加の皆さんにプロフェッショナルな満足度管理がされている点ではないかと思います。

 

これは実際に観ていただかないと分かりませんが、サークルメンバーの皆さん全員が、展示会会場はもちろん、懇親会会場でもホスト役として参加者さん方を首尾一貫して『もてなす』姿勢で全力で臨んでおられる点などは普通に驚きます、凄いです。

 

勿論、改善されたらもっといいでしょうねぇという部分が全くないわけではないですが、2年続けて参加してみて、いろんな制約のある中で実に高次元でサービスが徹底された展示会だと思います。

 

数時間の展示会ですが、逆にそれだけの時間的制約にすることで、サービスの密度を上げ、失敗を減らしたり、継続性を維持することもできる。そう思います。自分の仕事や作品作りなんかを考えてみても、まだまだだなぁと思うところが色々思い浮かび、ホントいい学びになった時間でした^^

 

来年はGガンダムテーマで『ミキシングビルド選手権』だそうなので、ガンプラ大好きな皆さんにもかなり楽しんでいただけるんじゃないでしょうか(笑) 私も、ほんと何もなければまた必ず参加させて頂きます♪^^

 

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 酒餅G7、只今参加者さまの作品展示中です!

 

桜姫、セットアップ!

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寒くなってまいりましたが皆さんの模型あったまってますか!

…どうも、仕事が全くおっついてない年の瀬ですakicyanです。

 

いよいよあと半月で12月、そろそろ去年出せなかった年賀状の準備やら色々忙しいことになってきたわけですが、なんとかシボも完成しましたところでそろそろ次のネタを(^^♪

 

弐瓶氏の描くキャラクターは実際立体化してみて比較的性に合っていたので実は次はサナカンを。。。と思ってたんですが、また違う毛色の女子ロボにチャレンジした後(そこは女子ロボ限定なのかよ)でもいいぞという気がしまして、少し温存(笑)

 

で!今回は我が少年時代の愛読書(漫画だけど)、プラレス3四郎から桜姫を立体化してみることにしました♪

 

プラレス3四郎、知らんという若い方はコチラの以前の記事でも読んどいてください^^

そういえば以前は1/144のギラ・ズールをベースにTVアニメ版柔王丸作ってました(既に7年前!)。

 

柔王丸

 

もう懐かしいレベル。これ全部シタデルカラーですよ確か(笑)

 

さて今回はTVには登場せず、漫画版のみでしか登場しなかった桜姫というちょっと不遇のプラレスラー。

 

 

上の記事にもあるfigmaでは見事な立体化をされていましたので、割とご存知の方も多いはずですが、桜姫のオーナーの吹雪今日子は主人公3四郎の祖父が営む道場の師範代で、柔道の達人という設定なんですが、プラレスに関してはほぼ素人。

 

 

造形、なかなかなんですが完成まで3四郎の友人&ライバルの成田君(TV版ではイカロスウイングのオーナー)に手伝ってもらったり、試合しょっぱなからビキニアーマー外されちゃってオパー〇ポロリとか、まぁ要するにそういう扱いです(笑)

 

その後の活躍に関してももう大体が引き立て役というか、前座というか、オーナーがスゴ腕の柔道少女の割にちょい不遇でしたね。はっきり言って弱かった(笑)

 

ちなみに漫画版とTVアニメ版の違いは、よく言われるプラレスラーキャラクターの顔。

 

 

これは、柔王丸もですが、漫画版では普段稼動前は目が入ってませんが、実際のプラレスの試合になると瞳が入り、活き活きとした表情jが人間のように描かれてます。

 

これがTV版では作例のように常に無表情なわけです。しかしながら自由自在に動くことなどでそのキャラ性を強く印象付けてくれたので、TV版の柔王丸も非常に強い個性がありました。

 

因みに漫画版の顔は、オーナーである3四郎や今日子らの視点から見たプラレスラーたちのイメージだという事で(参照 文庫版「プラレス3四郎(1)」解説いちかわさとし氏 秋田書店刊)オーナーの指令で戦うプラレスラー達が擬人化して描かれていたことで、子供にとってもより感情移入しやすかったのも事実です。

 

そういう意味で、昔から目の入ったプラレスラーたちも好きなんですが、いかんせんビキニアーマーの女子ロボっていうのも絵的にというか、アーマー以外は普通に人ですし、モデリング的に今ひとつひねりがありません(笑)。

 

 

で、今回は以前の1/8シボで使用しなかった腕や足などのジャンクパーツが大量に残っているので、これをうまあく消化できるように、かつメカニックなアニメ版柔王丸に準拠したような、架空アニメーション版の桜姫、というのをイメージして作っていこうと思います。

柔王丸よりかなり大きめになっちゃうけどね(笑)

 

因みに胴体はいつも、お馴染みベースキットであるMGFバーナビーブルックスjrのボディを幅詰めして作ってるんですが、今回は上のようにキット付属する「グッドラックモード」の巨大な脚を使用。

 

ほぼ身長など無改造のテッカマン(放置中)と比べると分かっていただけますが、これまでも女性型の体形というのはかなり肩幅や身長そのものを詰めて作ってますが、今回の桜姫は、それより更に細く引き締まった体形にします。

 

腕はキットのものをそのまま設置してますが、肩関節はHOBBY BASE - 関節技 球体ジョイント ミニ(各種)のメカグレーを使用。これはジャストフィットの関節の数も多く、極小サイズも沢山あるので非常にいいです。地味ですけどね(笑)

 

しかしながら胴体をこれだけ絞ると、当然ながらたくましい脚もなんとかしないとってなります(笑)

 

そこで今回は今までやらなかった脚の幅詰め。

 

ガンプラと一緒なんですけど、基本的にMGFというのはフレーム自体が大きなモナカ構造なので、比較的作業はしやすいです。ただしフレームですから、そこそこ頑丈なパーツがほとんどで、これをカットするのに繊細な工具は使えません。

 

今回の作業では予めガネット - よくまがーるマスキングテープ(20m)でカットラインを決めて貼り付けておき、TAMIYA - 薄刃クラフトのこ (替刃1枚入)でカット。

 

その後フレーム内部のダボや強度保全用の構造体などを[送料無料] エコーテック - 超音波カッター ZO-40でおおざっぱにカットしていき、断面を五万石 - プラスチックヤスリ各種のP1で均してやり、摺り合わせしてます。

 

太腿を細くすると膝パーツも干渉して入らなくなるので、これも上手いこと処理しないと大変です。今回は干渉する太腿の側をカットして、同様にひざ部品の干渉部分を五万石 - プラスチックヤスリ各種で削ってはめ込めるようにしました。

 

因みに股関節はランナーとジャンク品で作ってあります(笑)で、今回は塗装作業をできるだけ楽にしようと思って、アーマー各部をネオジム磁石を使って脱着式に(決して劇中シーンを再現とか考えてない)。

 

各部アーマーをこれまたキットのジャンク部品を多用して作成。

 

大分細目で女性っぽく、かつアスリートっぽくなってきました。まぁこれまでのノリでご想像の通り、設定とか勝手に捻じ曲げちゃってスミマセンが自由な自分なりの桜姫を作りたいと思いますんでどうなるかお楽しみに^^ 

・・・おっと、そうだこの辺でまた頭部やらないと♪

 

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 酒餅G7、只今ロスタイム作品公開開始

今週末はSCMでございます♪

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今週末はSCMです!お暇なら皆さん来てくださ~い♪akicyanです。↓

 

 

今回、90cmx90cmのスペースにこちらの愛すべき女子ロボ達を飾らせていただきます。

 

1/100 MG ノーベルガンダム

昼間の撮影

※こちら大変前の作品で、既にあちこちが外れたり壊れてしまっていました。

関節の上に瞬着が垂れてしまっている事故もあったりしましたが、とりあえずそれはもうそのまま(;´∀`) 塗装と接着が取れてしまっていた髪の毛だけ塗装をし直して持参します。

 

1/1 ホイホイさん Refine と素組みホイホイさん

1/1ホイホイさんRefineとノーマルホイホイさん

※これまた腕が取れてたりとかアホ毛がどこか行っちゃってたりしてもう完全にジャンク品状態でしたが、なんとか立てる状態にして持っていきます。

 

1/8対シャドウ特別制圧兵装七式アイギス

※肩のメンドクサイ穴あき関節が折れてました!!><  が、これもなんとか突貫で補修して陳列できるようにします!台座も作ってます!!

 

 

※この子は流石にまだ今年の作品なので全く無傷でした。

 

 

1/8 シボ(BLAME!2017) と偽装ネット端末遺伝子

※つい先日完成したばかりのシボ。因みに千葉しぼりサイトに見事な画像を上げていただきました→コチラ

 

SCM当日は弐瓶氏のキャラクターとメカの立体作品をお持ちいただく被験体#56 イゴーさんとみやっちさんの作品とともに私のスペースに並べていただけるという事でディープな世界が広がることでしょう…楽しみです(^^♪

 

さて桜姫!

 

柔王丸もそうなんですけど、恐らく結構大事な部分は股間です。

…というかコントローラーからの指令を受信する受信機があるのがそこなんですケドも。

 

 

この部分はアイキャッチになる部位がほとんどない桜姫にとって結構なポイントになる部分です。パーツは元キットの各部の部品を切り貼りして作ってます。

 

お尻については、こちらも同じく元キットの各部パーツを切り貼りしてこんな形状に持っていきます。

本体部分との接続はネオジム磁石 (角 10個入)を各種使用。

実は必ずしも同じサイズ同志ではなく、部品によっては設置できる面積が小さい場合もあるので、サイズ違いを併用する方が効率的なんです^^

 

 

最終的にはこのように。

 

 

 

形状に関しては設定画の場合ベルトのようなもので接続されてますが、少しシャープにしたかったのでこのようにしてます^^

 

脚の太腿はいずれも幅詰めを行ったので、だいぶ引き締まった感じになってきたと思います。因みに上のアイギスやラビリスの太腿はほぼ元キットのパーツのままで組んでますので、結構しっかりした脚なんですが、上半身自体にこれも元キットをほぼそのまま使用してるので割と違和感がないんです。

 

その点今回の桜姫は胴体が元キットのサイズを大幅に下回るので、その分各部位の調整が結構大変です^^;

 

さて~体がある程度見えてきたところでそろそろ頭!^^ 次回は頭部だよ~~~(^^♪

 

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 酒餅G7、只今ロスタイム作品公開開始

願わくば息の長い道具たちと共に過ごしたい。

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2017年も最終月だってぇのに全くブログも更新しないで何やってたんだと言われそうですがホントスミマセンm(_ _;)mさっき健康診断終わって帰ってきたところですakicyanです。

 

いよいよ今年も今週でラストなので、勝手に今年の締めくくりさせて頂きます。

 

あ、おかげさまで前回お伝えしましたSCMには、ホントたくさんの方にお越し頂きまして、また沢山のお声掛けも頂きまして、ホントいろんな意味で涙ちょちょぎれる万感の展示会となりました!^^ ありがとうございました~!

 

更に酒餅G7、無事、各賞及び受賞の皆さんに賞品諸々の発送も終わりまして、おかげさまで大団円です^^

 

さて、今年、お仕事的にはですね、はっきり言ってやりたいことの半分も出来ない年でした(笑)

うん、まずは反省です。

 

なにってね、新商品のUP作業が全然進まなかったこと。

とにかく新たにリリースされたツールやらツールやらが多い(ほぼツール 笑)。

うん、多すぎる(笑)どうでもいいから、ちょっと絞り込め

 

って言っても無理でしょうから、もうね、来年からは絞り込ませてもらいます、ええ。だって無理だもん全部出すの(笑)

 

これまでも散々自分で泣く泣く使ってはUP作業してましたけど、こりゃますますひとつひとつが大事になってきた気がします。

開封して使ったにもかかわらず、ピンと来なくて放置してあるツールがいくつあると思ってんの ( 一一;)ひうふうみい…

 

因みにENGINEER - マイクロニッパー(プラ・ネジ足・銅線カット等汎用 1個入)なんて2009年にUPしてますから、G PARTSではもう8年選手ですけど、いまだに現役でしっかり人気もあります。

 

 

もちろん月に10個20個も売れるわけじゃありませんけど、これだけ様々なニッパーがリリースされる今でも、ちゃんとそのコンセプトや力で共感を得ることができるというのはすごいことじゃないかなって思うんです。

 

これのように、できれば長く使っていただけるツールやマテリアルと一緒に育っていけるお店になっていきたいなって思うので、ブログは来年もっとちゃんとスケジュールを決めて書きます^^;

 

さて!そんなこんなで愛しの桜姫もあまり進んでません。今日はようやっと頭部!

 

プラレス3四郎を読んだことのある方ならお分かりかと思いますが、この作品に登場するプラレスラーたちは、総じて物語の進行とともに進化(強化)されていき、同時にデザインも変わっていきます。

 

ただ桜姫は出番が少ない分、実際にはそれほど大きなデザインチェンジもなく、ビキニアーマー少女の外観そのままで、変わった部分はほぼ胸部などの装甲部のデザインのみ。

 

 

これは後期タイプのデザインで柔王丸とのタッグを組んでの大会出場時以降のデザインですが、カラーの変更と上半身のアーマーのデザインが大幅に変わってはいるものの、そのほか目を引くデザインチェンジはありません。

 

個人的にはビキニアーマー嫌いではないですけどね(笑)、やや時代は感じます。あと、胴体他の部分を大幅に趣味的なアレンジをしてしまっているので、頭部もこのヘッドギアの意匠を継承しつつ、アレンジしていく方向で作っていこうと思います。

 

胴体部分を本来のバーナビーのものを使わないため、フェイスについては以前のシボやラビリスなんかと比べてかなり小さくせざるを得ません。まずはマジックスカルプ(今回はホワイト)でザックリと形を作っていくところから。

 

 

今回も以前の制作時に使用したSTAEDTLER(ステッドラー) - FIMOプロフェッショナル モデリングツール(各種)のゴム製ヘラツールを使用してます。

 

 

 

これ、マジックスカルプの使用時には毎回使いますが、個人的にはこれ1本でほぼOKになりました。先端にマジックスカルプが付着したまま硬化しても、翌日先を曲げれば簡単にはがすことができてホントケアが楽^^

 

で、まだアウトラインですけど、今回の顔は漫画のキャラクターであることをちょっと意識して、苦手なんですけどキャラクター的な顔で作ってみようと思います。ほんと苦手なんですけどたぶん目がデカイはず(笑)

 

特徴的なヘッドギアは、胴体同様にバーナビーのキットに付属する部品を組み合わせて使ってみます。

もうそのままが特徴の超ロングヘアの髪の毛は正直どうするか全く未定(笑)

 

 

多分、来年は髪の毛でさんざん悩むんでしょうな…(;´ω`)

 

うん、来年もどうぞよろしくお願いいたします!皆さん良いお年を!

 

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アニメ版でもし桜姫が登場していたら。

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新年明けましておめでとうございます!akicyanです^^(遅)

 

ちょっと年末~年始にかけて忙しくて思いっきりブログ書くのをサボってしまいました。深くお詫びいたします。

 

実は休み期間中にもまた商品UPする時間もないのに色々仕入れてきていてですね、まぁ未UPの商品が増える増える(泣笑)

 

年末の棚卸しで商品リストに載らない在庫がトンデモナイことになってるんですが、サンプル発注したものとかも結構ありまして、それを使いながらの作品制作もそれなりに進んでます。未UP品は今更焦ってもしょうがないのでじわじわやっていこうと思ってますがどうぞ生暖かい目で…^^;

 

さて!桜姫でございます。

 

もう前回どこまで書いたか忘れちゃってるのでさっき見に行ってきたんですけど、顔ができてきてる感じですよね(笑)続き行きます。

 

まず全体のバランスですけども、頭部はこれまでのものよりやや小さいものの、眼の大きさなどでアニメキャラ寄りを意識します。

 

 

個人的には脚は大体このままのバランスでいいと思うんですが、腕がどうしても太い気がします。これは以前のシボでも関節ごとプラパイプに置き換えて作り変えましたので、やはり後でパイプに変えるとしましょう。

 

今日はですね、前のブログでも書いていた長ーい髪について。

 

実は、全然悩まずに作業進めてました(笑)

まず長ーい鬢(こめかみの髪)です。

 

個々にはネオジム磁石 丸(各種)の2.5mmをちょうど髪が下がる位置に穴をあけて埋め込みます。

 

次にですね、こちら。この赤い部品は、バーナービーのキットを流用する際に毎回使わないで保管していた脚のラインを再現する部品。

 

これの先端部に極細20本組みストレートドリル刃セットの1.5mmを使用してネオジム磁石 丸(各種)1.5mmを埋め込み。これで完了。

 

これで首を動かしてもパーツの長さに干渉などに左右されずに動かせます。

 

ネオジム磁石というのは雄雌側それぞれに同じサイズを使う必要はないので、設置箇所が双方とも狭いor小さいパーツ出ない限り、吸着力を上げるために異なるものを使うのをお勧めします。

 

さて、引き続き今度は後ろの髪。これがまた面倒(笑)

 

ただ、上の鬢で使ったパーツが異様にたくさん余ってましたので、これを使わない手はないぞと。

 

そう、結果的にすべてプラで作ってしまいました髪の毛(笑)

おかげで軽い!なので、これもネオジム磁石 丸(各種)での換装が可能です。(使用してるのは3.0mm)

 

後ろ髪はヘルメットパーツの後部から出る格好なので、メットの後部位置に合わせてそれぞれの部品を一本づつ左右対称(超めんどくさかった)の位置にGSIクレオス - Mr.セメント SP(スーパーパワー)で接着します。こういう異様に細くて接着面が狭い場合こそこれは非常に有効。

 

因みに、元パーツは上の画像のようなダボと溝(段差)がありますが、これを1本1本全て魚地球印 - 精密ヤスリ(180mm 油目 #6)の甲丸を使って削り落としてます(ちょっと大変だった)。

 

 

メットについては頭部に固定ですが、塗装も考えるとこれまたネオジム脱着式にせざるを得ません。この点、以前のシボやラビリスなんかよりちょっと面倒^^;

 

ネオジムの設置個所の上は無防備だったので余った部品を使ってカバーを取り付けました。

 

プラレスラーにとって、髪自体バトルの時には不利になるような部品だと思う(敵に引っ張られたり引っかかったりしそう)んですけど、漫画版のプラレスラーたちは結構髪の毛生えてました(稀にモヒカンとかな 笑)

 

主人公メカの柔王丸も黒いロングヘアが特徴なんですけど、アニメーション版ではその髪がないという意表を突いたデザインだったわけですが、柔王丸と戦った何体かの女子レスラーたち(チェリー・ボンバー、プリティ・ローザ)も、同様にヘルメット装着状態では髪の毛はありません(ただしチェリーボンバーはクラッシュ時に髪の毛が露出)。

 

アニメ版ではシーラ・ミスティが操るミ・レディという羽の生えたスパイ活動用のプラレスラー(?)のみ、はっきりと髪の毛がありましたけど、これレスラーじゃなかったですし、そういう意味でバトルにはそもそも不向きなんでしょう。

 

でも、個人的に思う漫画版の良さは、こういった髪の毛の流れやらが、動きに合わせて描かれている点もあると思うんですね。

 

この桜姫は、アニメーション版でもし桜姫が登場していたら、、、という妄想で作っているので、アニメ版・漫画版いずれでも登場したレーダー機能の攪乱装置(漫画版では塗料にレーダーで捉えられないレーダー波吸収体を使用)とでもしておきましょう(笑)

 

レーダー攪乱装置の髪の毛があることによって、自動追尾装置やセンサー機能を持つ敵プラレスラーも、コントローラーが直に操作しない限り桜姫を捕まえることはできません。また細身の桜姫にとって、力技では適わないマッド・ハリケーンのような重量級の相手にも、これによって対抗措置がとれるわけです(笑)

 

さて、頭部については大体格好がつきました。でもちょっとまだ顔がはっきりしない。。。

 

緑のしるしの部分は、多分個人的なこだわり部分になると思います(笑)

線を引いた口の両端をフェザー(FEATHER)- メス替刃(15c)で少しづつ削り、上唇より一段下げるような作業なんですが、これによってしっかりと口元に凹凸ができて表情豊かに^^;

 

結果的に実はあまり好きではない笑い顔になっちゃったんですけど、まぁ今まで作ってたのがあんまり笑ってなかったのでこういう明るい顔もたまにはいいです。

 

目元の作りこみでここからまた表情変わってくるかもしれませんが、ヘルメットにバイザーを取り付けて今こんな感じ。

 

 

このバイザーのアイデアは、元々漫画版で桜姫を作り始めた頃の今日子が、柔王丸とリングに立つ桜姫を妄想するシーンがあるんですけど、そのシーンだけに出てきた『(仮)桜姫』からです。つまり妄想繋がり(笑) 

 

でもね、漫画版プラレス3四郎のバトルシーンなんてプラレスラー達が喋り、痛がり、気力で立ち上がるなどのシーンすべて妄想の実体化でしかないわけで、その妄想によって実に見事なエンターテイメントを生み出しているわけで、馬鹿にしちゃいけません。

 

むしろ自分が作り上げた機体が、自分の意志を反映して活躍するなんて、その後の様々なアニメでも表現されてきたわけで、説得力のある立体にするためには、妄想はしっかり掘り下げないとだめです。

 

・・・そりゃぁツールももちろん大事だけどね(笑)

 

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動くキャラクターモデルの意味。

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ゲームウォッチなんてものがまだまだそんなに持ってる子供もいなかった時代、TVに出てくるキャラクターをあしらった超合金等の玩具が全盛期だった頃。

 

そのキャラクターのほとんどの超合金は、実は肩と股関節のスイングと、膝がわずかに動くのみでした。

 

そして下腕は、ボタンを押すとバネで飛んでいくというギミックが必ずといっていいほどついていて、大体飛んで行ったままどこかに紛失というオチも付いてきました。

 

でも、あのずっしりとした超合金の重さ(といってもあれは鋳物ですが)だけで充分すぎる満足感があったのも事実で、大して動かないギミックも全く気にならなかったといえる。

 

時は移り現代。

ゲームは無数に増えて進化し、携帯で無料で遊べるようになって幾年月。

 

ガンプラも目覚ましい進化の末に、まるで精密機械のごとくよく動くようになりました。ところがじゃあ、お前にとってそんなに動く意味はあるのかといわれると、個人的には模型でブンドドやるような年齢でもないわけで。

 

・・・でも敢えて言えば、動く人型のミニチュア模型には、『ロマン』があります。

 

それを形にすることができるというのは、まさに『創造主』たる気分を味わうことができます。

 

更に動くことによってさまざまな表情を見つけることができます。いろんなポーズをとって、いろんな角度から眺めることができると、自分のお気に入りのポーズや、今まで知りえなかったその模型の魅力を次々に見つけて楽しむことができる。これは動く模型ならではと言えまいか。

 

さて、桜姫。

今日は書いていなかった首周辺の可動部位について書こうと思います。

 

首って大事。ガンプラでもそうなんですが、実は首の根本部分と、頭部の側の可動があることで、実に様々な表情を見せてくれます。まず胴体の首根本部分、ここには使わない手首のボールジョイントをカットして接着してあります。

 

 

因みに少しづつドレスアップ(敢えてディティールアップとは書かない)されてますが、いちいち書くのもメンドクサイので割愛(笑)

 

ここに使わずにジャンクと化している多数のバーナビーの上腕パーツをエコーテック - 超音波カッター ZO-40でカットして設置。これも設置するとほとんど見えないんですけど適当にドレスアップしてます。

 

 

この最下層のボール部位はそんなに動きませんが、首の上部を動かした際に、クリアランスを作ることができるのであるといいのね。

 

で、この首パーツに頭をドッキング!かと思いきや、違う。頭と首の間にこのパーツが要る。

 

このパーツもほとんど見えないです(笑)

でも一応、赤いボールジョイントパーツ以外で使ったのはね、WAVE- プラサポ[1](PC-03)WAVE - プラ=パイプ(肉薄)7.0mm、オマケでメタルギア状ディティールカバー(直径:6.0mm 内穴径:3.0mm 10個入)です。

 

この部品を頭部と首の間に設置してやります。

 

そうすると、首の可動の自由度は見違えるようになります。

 

通常のガンプラだとこれが首が1パーツなので首パーツの上下の2点のボールジョイントで動くわけですが、この3点のボールジョイントで動く機構というのは、より表情を柔軟に見せることができるのでおススメ。

今完全に止まっちゃってますが、1/60のZガンダムでこれを最初に組み込みましたが、同様に斜め上を向くとか、斜め下を見下ろすなどの自由な表情をつけることができます。ちょっといい画像がないですけども、この微妙な斜め向きというのは2点だとどうもうまくいかない。

 

1/60 Z 上半身 

ガンダムのような、可動に干渉するものが色々ついてるものほど有効だと自分は思ってます^^;

 

因みに後ろは髪の毛の内側まだちゃんと綺麗に出来てないんですがこうなってます^^;

動力パイプはWAVE - Aスプリング ブラック(15cm x 2本入)の1.0mm。

こうしてコマ状のボールジョイントパーツを首と頭の間に置くことで、上下左右の可動だけじゃなく、人間のような自然な動きができるようになるわけです。

 

顎を引くのもここまで動きます。

 

一部パーツついてないちょっと前の画像ですが、これによっていろんな意味でお好みのポーズをとらせることが可能(笑)

 

 

元ネタであるプラレスラーには、内部には腕や足を動かすモーターや油圧シリンダー、操縦者の指令を受けて各部を動かすためのマイコンなど、プラレスラーを自在に動かすための様々なメカが内蔵されているわけで、簡単に言ってしまうと人型のラジコンです。

 

ラジコンは特に、動かすことでその魅力を最大限に発揮するホビー。そういう意味では、人型ラジコンのプラレスラーなら動いてナンボ

 

今回これだけいちいち可動にこだわってるのは、漫画版のプラレスラー達が実に活き活きとした活躍をしてるからです。

 

残念ながら前作の柔王丸は、ほぼギラ・ドーガを使ったものの、あまりよくは動きませんでした。ガンプラとしては非常にいい動きをしてくれるんですが、人型と思って見ると、やはり硬くてロボット然とした動きだと思います。

 

特に女子ロボを作るようになってこだわってるのは、どれくらい人間らしいポーズをさせられるかで、客観的に見たら多分ドーデモいいようなくだらないことですけど、ほんのちょっと首が曲がるだけで女らしく見えるもんなんですね(笑)あ~こんな表情も見せてくれるんだっていう発見があると、可動モデルはもっと面白いと思います。

 

 

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お店の瞬着硬化スプレーを全て開封して比較検証する。

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どうもakicyanです♪

 

今日は久々にマテラボらしい検証大会です、こちら。

 

え~つまりこれらを使って違いを検証しようという久々「切腹レビュー」。

あ、でも因みに、新商品で入ったばかりの一番左の高圧ガス工業- シアノンプライマースプレー300 (低臭気タイプ)はメーカーさんからサンプル頂いちゃいましたのでこれだけはタダです^^。

 

でもだからってえこひいきしませんよ!アカンところはアカン、いいところはいいとちゃんと記録しようと思います<(`^´)>

 

さて、まずシアノンプライマースプレー300の入荷の経緯はですね、お客様からの問い合わせです。ある歯科用のプラスチック表面を溶かしにくい瞬着硬化スプレーがあるんですがこれは入荷しないのかというお話から。

 

で色々調べたんですが、この歯科用の方の瞬着硬化スプレー、ちょっと流通が変わっていてまぁちょっと入荷については色々めんどくさそうなところがありましてちょっとスルーさせて頂きました。

 

で、調べていく中で以前より仕入れを行っているシアノンのメーカーさん(高圧ガス工業)が出してるシアノン用の瞬着硬化プライマーもあったなと。

 

で、さっそく調べて問い合わせてみました。

 

私:『シ、シアノンプライマーはプラスチックPS素材を溶かしますか!?(汗』

 

担当者さん:『え~っとある程度は溶かします。ただ、厳密にどの程度と言われても実際に使って頂かないと分からない部分もありまして・・・』

 

私:『ええと、!?(汗』

 

担当者さん:『サンプルをお送りしますのでお試しください^^』

 

私:『ホ、ホントですか!?(汗』

 

という事でやってまいりましたシアノンプライマースプレー。

 

因みにシアノンプライマーにも何種類かありまして。

 

(出展:高圧ガス工業HP http://www.koatsugas.co.jp/index.html

 

送っていただいたのはこのうち、下から2段目のスプレープライマー300というもの。

理由は、この表にあります溶剤という欄のシクロペンタン、アセトン、エタノール、メタノールといった記載です。

 

この中のうち、アセトンを使った製品についてはお店にある既存の商品では記載されておらず、良く分からなかったため、敢えてこれのみ送っていただくことにしました。

 

上2段の液状のプライマーについてはユーザビリティ上少し不安(液を直接噴霧もしくは塗るタイプ)でしたので避けました。

で、さっそく送っていただいたものを使ってみました。

 

 

上記のパーツはPS素材なんですが、記載の通りの状態です。白いのが瞬着。

 

吹き付け直後に表面は乾いてしまい、その後に溶けなどが起こる表面のただれは発生しません。ただし、硬化にはやや時間がかかります。時間にすると標準的な硬化スプレーの倍以上かかると感じました。

 

標準タイプの代表として、同じ形状の別部品を使って同様の噴霧実験をアルエース - [低臭] 瞬着硬化促進スプレー(420ml)(1枚目の写真の右から2番目)で行いました。

 

 

恐らくよく見る溶けの状態がこれ。結構なレベルで溶けますね。。。

 

シアノンプライマースプレー300と同距離で吹き付けた際に、表面に液状のべたつきが残ります。これを爪などでひっかくと、画像のようにプラスチック表面を侵しているのが分かります。

 

実は二つとも『低臭』とうたわれているものであまり臭いはないんですが、表面の状態、硬化速度などいろんな面でかなり違いがあることが分かりました。

 

さて、さらにあと2点。

 

昔からあるアルテコ - 瞬着硬化促進スプレー(420ml)、臭いが臭いのですが昔から使われているので、標準タイプとして使ったアルエースと比較するために敢えて。

 

 

うう~んやっぱりこうなりますよね。。

PS表面の溶けに関しては、吹き付け具合の違いの部分を考えても、明らかとみていいと思います。ただ、実際の感触ではアルエースよりは荒れが少ないと感じます。

 

最後にWAVE - 瞬着硬化スプレー(各種)の180ml(お徳用 低臭タイプ)。

 

これに関しても上のアアルエースなどとほぼ同じかなりのべたつき、表面には荒れが生じます。

 

単純に順に見ていくと分かりにくいので、表にしてみます。(一番上の画像順)

 

 シアノン
プライマースプレー300
(低臭気タイプ)
アルテコ
スプレープライマー
アルエース
低臭スプレープライマー
WAVE
徳用瞬着硬化スプレー
(低臭タイプ)
PS表面の溶けほぼなし有り有り有り
硬化時間(同一量の瞬着硬化時間の相対比較)約20秒約10秒約10秒約10秒
臭いほぼなし臭いほぼなし少ない

 

※さて、ここからはいくつか推測を含みます

 

まず、成分表示ですが、高圧ガス工業- シアノンプライマースプレー300 (低臭気タイプ)以外は、いずれもシクロペンタンという物質が成分表示に記載されています。

 

これは同社製のプライマー400(二番目の表画像参照)に使われているものと同じですが、これ、ウィキペディアでは『常温では無色の低沸点液体で、穏和な甘い臭気を有する』とあり、どういうものかは良く分かりません。また、これがPS表面に溶けを誘発するものなのかもこの時点では不明。

 

シアノンスプレープライマー300のアセトンは、同じくウィキペディアでは『マニキュアの除光液やプラスチック系接着剤、塗料の溶剤、瞬間接着剤のはがし液など多くのものに含まれている。』とあります。

 

これを読めば明らかにPS素材を溶かす成分と思われますが、上の画像と表を見ての通り、実際にはほぼPS表面を溶かすことなく瞬着を硬化させることができました。はて?

 

そしてもう1点分かるのは、それぞれの成分表記部分。

 

 

 

  

 


実際の容量に対し『○○ml』と記載されている量が記載されているんですが、これがそれぞれ以下のように量、割合、共に異なります。
 

 シアノンアルテコアルエースWAVE
実際の缶の容量300ml420ml420ml180ml
90ml168ml210ml90ml
?の割合33%40%50%50%

 

この?は、実はシアノンの場合アセトン、その他の製品の場合、シクロペンタンです。

 

ところが、このアセトン、シクロペンタン、先にも書いた通りの物質(溶媒といわれるものだそう)で、いずれも硬化促進作用のある物質ではないそうです。

 

これはメーカーさんに確認したことですが、硬化促進力は「アミン化合物」というものが持っており、この部分は所謂企業秘密の部分なので、ぼかしてしかご説明頂くことができません。

 

アセトン、シクロペンタンなどの溶媒の割合は、製品の安定性を図るためにものによって少しづつ異なるようで、似たようなアルテコとアルエースでも全く違う事が分かります。最近の製品は、臭いを抑えるためにシクロペンタンが多く含まれているようで、この割合は恐らく何らかの影響を与えているのではないかと考えられます。(あくまで推測です)

 

そして使ってみた結果、PS素材の溶けた感触が強いもの(アルエースとWAVE)が最も割合が高い(50%)

 

これに対し、最も溶けの少なかったのがシアノンでした(33%)

 

どうやらこの割合が多いものの方がプラスチック表面をよく溶かす可能性が高いのだろうと考えられます(あくまで比較してみたうえでの推測です)。また、硬化速度は少ない方が遅く、多い方が明らかに早い。半比例していくと考えられます。


・・・さて、ここまで店舗取り扱いの製品をあれこれ比較したのは久しぶりかもしれません。


そしてここからは個人的な感想というか検証を通して感じたこと。

 

溶けよりもスピードを重視するか、それとも硬化に多少時間がかかっても、表面が溶けないものを使う方がいいか。更に臭いの少ない方がいいのか、それとも臭くても気にしないのか。

単純に使い分けするといっても、実際にはこんなに瞬着硬化スプレーを一度に使うことは非効率極まりありません(笑)

どれを選ぶかはお客様次第になります。

 

私は今までアルエース派で、プラの溶けに関しては、出来るだけ直噴射せずに少し外して吹いていたので、多少硬化が遅くなりますが、ほぼ気になることもありませんでした。正直、慣れているので変えるのも面倒です(笑)

 

ですので、シアノンを使うメリットで考えると、直噴射せざるを得ない箇所を硬化させる場合はこれを使うことになります。もちろん、開封してますし、使わねば損だからです(笑)

 

そうでない場合。それが普通だと思うのですが、それぞれの特性を頭に入れて使用時に気を付けてくださいというのが私の結論です。なんだか無難なところに落ち着きましたけども。

 

・・・さて、そんな訳でこれからこの開封しちゃったスプレー達を、どう使い切ろうか、頭真っ白です(タブン使いきれない 笑)

 

 

 

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頭の中のイメージと実際のパーツとアレンジとを全て融合させよう

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確定申告も終わりまして、おかげさまで色々すったもんだの状況もようやく片が付きましたakicyanです。

 

さて、前回のブログでは実は大変反響を頂いたわけなんですが、ああいうレビュー的な記事はあまり得意ではなくてですね(笑) 造形にまつわるくっだらない話の方が書いてて面白いなと思うわけですよ実際。

 

そもそも何かしらを『作る』という原動力から、ツールやらマテリアルに繋げていくというのが、このブログや最終的にはGPARTSの目的ですから、レビュー目的で作品を作るとなると本末転倒だろと昔から思ってるわけですね。

 

ちなみに時々その本末転倒のレビュー目的な制作記事もありますけど、そういうのは相当完成が早いんですぐわかると思います(笑)

 

さて、桜姫の続き(^^♪

 

今回の場合、以前の作品と比べて比較的おとなしめの改造なんですが、パーツ類なんかを素体にどう違和感なく組み合わせて行くかに数倍気を遣ってます。

 

そもそも漫画版の桜姫は裸にビキニアーマーっていうデザインなんですが、アニメーション版ではこれをどうするか。例えば以前にも書いたアニメ版に登場するチェリー・ボンバーという女性型のプラレスラーだとこういうデザイン。

 

 

はああん。

 

 

・・まぁサブキャラなのでそれほど凝った容姿ではないんですが、女性らしさメインで、体のラインがよく分かるシンプルなデザイン。オーナーはアイドルモデラーでもある女学生ですが、見た目よりも機能性の高さによって、3四郎との手合わせの序盤では柔王丸を圧倒します。

 

そもそも、強いプラレスラーの多くは関節部やモーター、装甲素材などに工夫を凝らして試合に臨んでいて、『プラモデル』としての見た目より、他にはない機能的特性によって勝ちを導びこうというオーナーの意志を反映してます。

 

見た目部分では関節箇所以外はこのチェリー・ボンバーをある程度参考にしました。ただ、実際に動く、更に立体化という事になると、装甲がガチガチすぎますし、ディティール等もっさり感が否めず、相当変えざるを得ません。

 

 

腕についても同じくジャンク化していたガンプラから流用します。ただ、これもそのままでは取って付けた感がどうにも嫌なので、元形状が分からないレベルにまで切り刻んでミキシングします(笑)

 

こういった独特な形状のパーツの場合、上のようにプラ棒(今回使用したのはエバーグリーン HOスケール(1.68mm厚 10本入)各種の8608)でブロックを積んで接着後、元の形がはっきりわからないレベルにまでシモムラアレック - シャインブレード16 (ステンレス製ヤスリ)を使用して面取りを変えていきます。

 

 

ミキシングで元形状が異なる部品を大きく変える場合も同じく、こういった細い、かつ厚手のプラ棒というのはプラ板より使いやすく、使用時も無駄が出にくいのでお勧め。開いた隙間等は高圧ガス工業- シアノンDW (20g 中粘度型)等で埋めて綺麗にするだけで完成です。

 

 

あと、脚といいますか、脛(すね)に関しては、結構悩みましたが裾を付けてやろうと思いまして、腰の受信機同様、シルエットだけで柔王丸を彷彿とさせる造形にすることにしました。

 

 

股関節部は、いずれ変えるつもりでバーナビーの肩関節をそのまま転用してましたが、某ガンプラのジャンクから球体の股関節パーツを拝借。ぐっとTV版らしくなりました。

 

ちなみに裾部分はプラ部分はバーナビーの部品から流用してますが、接続はホライジング - マジックスカルプ (各種)ナチュラル。

頭部はホワイトを使ったんですが、どうも自分にはホワイトとナチュラルは同じパテとは思えない感じで、やっぱりナチュラルが一番扱いやすいです(笑)

 

因みにSNSで見かけて3月に追加した新商品、3M - フッキット ブルークリーンサンディングシート 75x60ミリ 10枚入という3Mの高耐久ヤスリなんですが、これを脛のヤスリ掛けに使用してみましたがこれなかなかいい!

 

 

使用感的には紙やすりですが、非常に良く削れる上、目詰まりほとんどしない。上の画像は、初期段階ではTAMIYA - クラフトヤスリPRO (半丸)各種を使用して、その後フッキットを使用して研磨しました。

 

 

実際マジックスカルプの硬化面を荒目で削ると、金属ヤスリも含めて、肌理の細かさがどうしても影響してかなり目詰まりしやすいんですが、片足だけしっかりかけてもほとんど詰まらず、しばらくは繰り返し使えることが分かります。いいですねこれ!

 

 

捨てサフ吹いて、全体のバランスの確認をしまして、ここからはディティールを追加する箇所をなど検討していきます。

 

ちなみに3月はこれを含めて結構工作系の新商品を出したんですが、ろくに紹介できずじまいでした。ちょっと制作過程の説明では前後しちゃう箇所もありますが、次はその辺のネタの使い方なんかをいくつかぶっこんで参りますネ^^

精度ダルダルの工作に鉄槌を下すツールたち。

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なんだかもう桜の季節終わっちゃってるわけですけど、断然いい季節になって来ると同時に、間もなくあの静岡ホビーショーの季節がやってくるわけですね♪

プラモデルの新作はもちろん、ツール、マテリアルの新商品も相変わらず恐ろしいラッシュでリリース待ちしてますので、また今年も盛り上がるぞ!^^

 

さて、GPARTSはというと相変わらずモタモタと新商品を追加してるわけですが、最近上がった商品の中でも人気のものをいくつか使いながら桜姫をじわじわと進めてますので、今日は前回の記事で書いたとおりちょっとその辺のツールの活用法を、制作の進行と前後する部分ありますがご紹介していこうと思います^^

 

まずね、ドラパス - 独式小型スプリングコンパス(両針・ディバイダー)

これ、御覧の通りかなり小さい(隣の足は1/144のガンダムね)両針のコンパスで、凄く取り回ししやすいのが特徴です。

 

もう一つの特徴は、脚の間のネジなんですが、これがあるタイプのコンパス類は脚が勝手にたたんでしまったり広がったりしないようにできているんですね!つまり作業中のずれが発生しにくい。

 

そもそも模型においてディバイダーはどう使うかと言われますと、検索して頂くと割とすぐ分かります。

これ筋彫りのアタリ付けに非常に便利なんですね。また、2本のオフセットラインを描くことも簡単なので、実は結構前からプロの方には活用されていました。

このツールとよく似たものですけど、同じメーカーのドラパス - 独式小型スプリングコンパスシャープ(0.3mmシャープ付)というものも比較的最近上がっています。

これ似てますが全然別物で、脚が片方、3mmのシャープペンになってます。

これについてはディバイダーを以前テストで入れて試しに使ってた時にですね、桜姫の脚のように、左右対称でカットしたりするのにうまく使えるツールはないかとふと思ったのがきっかけ。

 

何のことはない、桜姫の足は結構元パーツと比べて大幅にカットされてます。

最近は足し算的な工作より引き算的な工作が多くて、こういうカット作業の手順は大体こうなんですね。↓

 

・パーツを切る部位を考えて、シャープペンなどでカット線を描く

                 ↓

エコーテック - 超音波カッター ZO-40フェザー(FEATHER)- メス替刃(サージカルブレード各種)シモムラアレック - ハイパーカットソー (刃厚0.1mm)などを使用してカット

                 ↓

・対称のパーツがある場合は(ここ大事)適当に合わせてカット

 

…ええ、そうなんです。だいたいテキトーなんですワタシ(笑)

 

ところが自分のこういうテケトーな工作の世界だけならまだしも、この流れでテケトーな商品を売ったりしてるとですね、うんと小さくて1mm誤差が実寸縮尺50cmのズレになるとかのスケールモデルをやってる皆さんに怒られる。ド叱られる

 

で、この是正をするがために見つけたのがこのドラパス - 独式小型スプリングコンパスシャープ(0.3mmシャープ付)です(長)。

 

例えば桜姫では元キットの装甲部品をあっちこっち切っては本体に貼り付けて女性の形状に仕立ててます。

記憶では、胸以外ほぼバーナビーの足の装甲パーツだったかと記憶してますが、いずれも左右対称でカットしなくてはならず、かなり難儀な状況。これまでのように適当に切ってると、間違いなくどっちかを切りすぎたーとか、形が違うーとか散々出てきちゃいます(笑)

 

で、ここに独式小型スプリングコンパスシャープの登場。

片方を綺麗に作っておいてからでも、カット形状に合わせて基点(ポイント)を決めてカットのポイントに合わせてコンパスの脚を調節して固定、左右対称の同位置にシャープで印を打てます

 

なぜ0.3mmシャープなのかといいますと、小さいサイズの模型になればなるほど、シャープペンの芯の太さはカットラインや筋彫り時の誤差になります。そのため、最細0.3mmにしました。

 

また、先に紹介したディバイダーと違い、これはサフ後のパーツなどにも傷をつけずにアタリをつけることができます

また、元々のパーツが白が多かったバーナビーの装甲部品のように、白いパーツでも目視しやすく、私のようにカット作業を置くするモデラーさんにはむしろディバイダーよりも活用範囲が多いんですね!^^

 

脚の内側のカットなどは、実際にはまず左右ともテキトーにカットしてます(笑)で、そのあと、微妙にずれてしまう部分を、このコンパスシャープを使って是正してるんですね!

 

正直非常にめんどくさいなと思いましたが(笑)、「直感」と「なんとなく」で作ってきた部分をこれでなんとか乗り越えられそうです(笑)

 

プラ板工作の場合、今やWAVE - プラプレート【グレー】目盛付き(目盛印刷色:ホワイト)のように予め目盛り付きで、精度の高い工作ができるマテリアルがあるわけですから、引き算の際にもやはりできるだけ正確に作業できるようにというわけ^^

 

顔を細部まで修正しまして、目を改めて描いてみました。やっぱ難しい、、、(ノД`)・゜・。

 

作業をする中では様々な障害が完成の行く手を阻みますが、様々なツールをどう使うか、どんなマテリアルをどう活かすか、によって完成への道筋も以前よりぐっと近くなるようになりました。高難度な工作にもぜひ活用してください♪

 

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桜姫本体はそろそろ仕上げに塗装!

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さあ、工作も大体終わって、あとはほぼディティールアップと塗装プランだけになってきました桜姫^^

 

あ、その前にお知らせひとつ!

え~気が付くともう5月も終盤。モデラーの皆さんにとっても一大イベントと言える静岡ホビーショーも終わりまして、一息ついたところなわけですが、こちとらホビーショー直後辺りからもうまさしくてんてこまです。

 

そんな状況の中また始まっちゃいました酒餅。遂にというかなぜかというか、今年でなんと8回目ってことで酒餅8マンです。締め切りは9/30なので、夏の間旧キットだらだらやって応募してみるといいでしょう。

あ、ホビージャパンでもガンダム以外のロボットキャラクターのコンペあるみたいなので、そっちも出してこっちも出してっていう器用な真似も可能だよw(逆にHJさんの方のレギュレーションは知らんから恐ろしく無責任発言だけど炎上は勘弁ね

 

さて、静岡HSでご挨拶させて頂いたモデラーさん方の中にはホント初めてお会いできた方も沢山いらっしゃってですね、実に楽しいひと時でした!おかげで作品の画像、ほとんど撮ってないですけどもw

 

今年地元静岡では、企業ブースでは新作のプラモデルに美少女プラモが続々!ってなうたい文句でTVで紹介されたりしていました。

 

確かにコトブキヤさんのフレームアームズガール(以下FAG)にメガミデバイス、アオシマのVF-31Jジークフリードガール、更にバンダイのフィギュアライズLABOをはじめ、なんとあのハセガワさんからも辻村氏原型による1/24サイズのバブリー女子フィギュアも含め、今まで『美少女フィギュア』っていうジャンルだった女の子の立体が続々とリリースされまして、これまさしくフィギュアではなくてプラスチックモデルとして変化定着しつつある過渡期を見たという気分です。

 

まぁ女の子のプラモが昔からなかったわけではないですが、非常に高い人気のFAG等は実際合同展示でも非常に多くの改造作品を拝見しましたし、まさしく模型の1ジャンルとして定着しつつある流れになってきてるようです。

 

さあ、そんな中、相変わらずダラダラと続けてます桜姫。まずは前回の続きですが、フェイスから。

 

 

目を塗ってみました。前作のシボのように、まず目の周りにファンテック - 超硬けがきニードル(各種)(今回は10°使用)でケガいて筋彫りを入れ、そこにガイアエナメルカラー マゼンタ(10ml入)を流してます。

 

 

で、瞳をある絵師さんが描いておられる描き方を参考に(以下にも慣れてないw)しつつ、アニメキャラクター的な再現方法で描いてみました。

筆はHiQParts - 熊野筆 KMブラシ 面相筆(細)1本です。あと瞳の色は、オーナーの今日子の髪の色(アニメの方のね)に合わせて深めのグリーンとエメラルドグリーンに。

 

この子の顔に関しては、以前も書きましたがアニメーション寄りで描くことにしたんですけども、FAGの女の子たちのように振り切って鼻をちょんっと乗っけた感じの造形にどうしてもできない人なので、非常に中途半端な感じではあるんです、ええ(笑)

 

あと、ヘルメットの下に枠なしバイザーを装着する予定でクリアパーツを磨いてまでいたんですが(笑)、どうも眼がきれいに出ないのでやはりバイザーは取り付けるのをやめました。印象もだいぶ変わりますが、アニメーション風ですと、どうしても目と瞳が大きくなりましてバイザーからはみ出しちゃうんですね(笑)

 

 

唇は今回も敢えて半開きで、前歯を少し覗かせるような表情にしたので、バイザーをつけるとどうにもその可愛らしさが5%減する気がしてですね、磨きこんでの結果かなり迷いましたが英断という事で(笑)

 

そういえばあまりちゃんと映してなかった後ろ姿や髪は現在こうなってます。

 

白いボディは青背景に映えますね~(笑)

お尻になる部分と太腿の上端部、かなり悩んだ結果、円弧状のジャンク部品を配することで可動範囲拡大と、後ろから見た際の見た目の面白さを狙ってみました。

 

まだ捨てサフで、細部の修正中なので所々粗いですが、こういう段階が長ければ長いほど、ツメが行き届きます。

 

髪に関しては漫画の桜姫のまとまったストレートヘア的な表現が好きだったので、棒状のままですが、この間にある髪的ではない部品がジャミング装置の基部です(笑)

 

 

バイザー付けると下に目がはみ出るよね(笑)

 

そうそう!先日こんな素敵アイテムをゲットしてしまいました。Model Babette/モデル バベットさんの3Dプリンタ出力による「ゴチャメカ・ディテールアップパーツセット№1」。

 

これはスゴイ、面白い!

でもよく言われます、3Dプリンタってスゴイ、じゃなくてですね。

 

まぁ確かに3Dプリンタはスゴイんですけど、それはひと昔前で言うところの「パソコンスゴイ」と同じ。

そうじゃなくて、発想と造形の息がぴったりというか、あ~こういうの作りたくても自分じゃ脳内完成で終わるわ作れないわっていう形。

 

更に、今後のリリースにエアブラシレーザーポインターなどという激萌え(燃え)アイテムもあるそうで!!

 

 

うわあもうこれ近未来モデリングじゃないですか、エアブラシ塗装しなくてもこれ持って仕事したい(笑)

というわけで、形にしていくツールがすごいんじゃなくて、本当にすごいのはやっぱりその発想をカッコいい形にできる人なんだという部分に気が付いて欲しい(笑)

 

例のゴチャメカは次回作に使わせてもらうように今計画中です♪ こういうツールやディティールアップパーツで創作意欲が掻き立てられるってちょっと久しぶりかもしれませんネ^^ 

 

 

模型工具・模型用品の専門ショップ G PARTS 

 

恒例の酒餅がエントリー開始!すでに続々と酔っ払いが集合中!

 

ロボットの顔はパイロットの顔のCG投影っていう設定って素晴らしいねっていう話

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そういえば先日静岡HSでもちらっとランナーを拝見しましたけれども、フィギュアライズLABOのふみな先輩が発売されて随分品薄だと聞きました。これから女の子のフィギュアも、プラモで出ちゃう時代になっちゃうんですかねぇ・・・

 

あ、まずお知らせというか、現在Twitterアカウントがロックされてしまってうんともすんとも言えない状況になってます(笑)

 

何しろSNSでの情報発信、フェイスブックもインスタグラムもやってなくてTwitterだけですから非常に困ってます。管理面倒なんですけどサブ垢作っといた方がいいのかしらん・・・?そんなわけでリアルタイム宣伝ができないのでロックが解除されるまでポイント5倍実施中です^^

 

さて、桜姫は塗装ジワジワ始めてますが、とにかくマスキング地獄なので絵的にはもうお見せできることはあまりありません(笑)そんなわけで準備始めました次の作品。

 

このところ連続して等身大とかミニサイズの女の子のロボットばかり作ってたんですけど、次は久々巨大ロボだよ!(女の子の)

 

ものは今年の1月から絶賛放送中の「ダーリン・イン・ザ・フランキス」。これに登場するフランクス(FRANXX)という鋼鉄の乙女、戦闘用巨大女の子型兵器を作ります。

 

いくつか登場するこのフランクス、主役機はストレリチアという実にヒロイックなデザインの機体なんですけども、これがグッスマのMODEROIDでキット化!てな話でしたので静岡HSでも拝見してきましたよ!^^

現物のサイズそのものは小さいんですけど、メリハリ利いてていいですね~これ!女子ロボなのでか各関節部とか非常に細くてそれでいてキュートな感じが♪

 

・・・などと色々書きましたが、実はこの番組、書いてる時点でまだちゃんと観れてない(オイ)

せいぜい公式のPVと設定画レベル(笑)

 

ただ巨大ロボットといいつつ、一番面白いなと思ったのはこのフランクス、搭乗者のうち女性の顔をメカの顔に投影するシステムになっているというところ。(画像は拾い物です)

 

 

凄いねこの設定(ウィキペディア参照)!

最近のVtuberみたいに人間の表情をそのままキャラの表情として画面上に映し出す仕組みの考え方を取り入れたんですね!

 

    

(画像はどれも拾い物です)

これで口つきや顔付きのスーパーロボットたちがガッツのある顔や、苦悶の表情、睨みを利かせる顔、雄たけびを上げる表情など、そんなもんありえへんやろ!と散々言われてきたロボットアニメの最も深く、かつ熱いギミックの技術的裏付けがされたのがいい!!(でもゲッターロボの口は窓やろっていう話もあるけどな)

 

・・・まぁいい笑)とにかく、最新のロボットアニメの設定で、伝説のロボットアニメで受け継がれてきた「顔つきロボ」をこういった最新技術を使って表現してるっていう設定が素晴らしい。

頭の固いオッサン脳にはまるで目から鱗のよう(笑)

 

っとそんなわけでこのフランクスを作ろうと思います。どれにしようかな…

 

登場する機体の中で一番かっこいいなと思ったのは地味な色の量産型フランクスでしたが、やっぱり作りたいのは面白いやつ。中でも非常に目立つこの子にしました♪

 

 

実にビビットでキュートなデザイン!更にツインテール可愛い!!かつナイトクロウという名の鍵爪の武器デザインも斬新!

 

好きです(笑)さぁ、ダリフラ観よう。どんな活躍を見せてくれるのか(今更)

 

(どうでもいいから早くツイ垢ロック解除して)

 

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