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Channel: GPARTSマテリアルラボラトリー 【模型用品専門店G PARTS(ジーパーツ)のブログ】
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崖っぷちに立たされた時、苦難が僕の腕を掴み自分自身のありかがはじめて見えた

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うは~もう7月だねー・・・>< 気がつくと前回記事書いたのがひと月前とか、どんだけ時間の過ぎるの早いんだよと。

さあ、今回はなんと5年前に作り始めたネタの完成編!(笑)

そうノンスケール ラーゼフォンです。なんというか、5年前の記事とか見るとはまだまだなお店だったGPARTSも今年で何とか満7年。8年目に突入しまして、以前の記事とか少し読み返してみたんですけど、良くまぁこの勢いで作ってたねと(・・・そりゃ年齢も違うけど仕事の密度がさ、今と全然違うよ)

もうほんと何度崖っぷちに立ったことか・・・ん~じゃあ今は崖っぷちじゃないのかというと決して・・・いやまぁ店の話はいいすわ(笑)

ラーゼフォン2


えと、今回はほぼ、いつもの背景紙は使わず、家の内壁面を背景に撮りました^^
理由は、目指した作品の雰囲気というものにグラデの背景紙が合わなかったから(つまり一度50枚ほど撮ったんですね・・・)。


ラーゼフォン3

キット自体はトテモいいんですが、ゴム素材に随分振り回されました(詳細は過去記事参照)。

翼を含めた顔、手、すねがゴム製でディティールが甘く、塗装に向きません。あと、甲冑というか装甲の構造上、塗装がかなり難しい(笑)

もうひとつ言うとあんまり動きませんというか、動かしにくいです(笑)でも、あんまり動かして遊ぶもんでもないと思うので、ここでは関節改修などは一切やってません(断言)。


ラーゼフォン4

プロポーションの変更では、腿と肩をエポパテで大型・鋭角化したくらいですが、ゴム素材部品は塗装可能な素材に全て置き換えをしました。(思い出しながら)

まず頭部というか顔は、ヒノデワシ - おゆまる (型取り・複製用 10個入)を使って複製し、ホライジング - マジックスカルプ (ナチュラル)で型取りしてディティールを彫りなおしたり目を大きくしたりなどの変更。

ラーゼフォン翼


ラーゼフォンの象徴である頭の翼は完全に新造で、プラ板を芯にWAVE - 黒い瞬間接着剤(20g 高粘度タイプ)で肉付けをして細部は[送料無料] エコーテック - 超音波カッター ZO-40を使って切り込みを入れてます。

当時は瞬着パテもこの黒瞬しかなかったと思うので、今もし作るなら恐らく高圧ガス工業- シアノンDW (20g 中粘度型)を使うところでしょうね^^


ラーゼフォン手

手については、これは割と最近のネタになるんですが、コトブキヤ-M.S.G.ハンドユニットシャープハンドを使ってます。これはサイズも形もほぼドンピシャで、掌中央の発光部のみ、シーフォース- カラメルUV 透明色 シトリン(UV硬化カラー樹脂)を使って半球状のクリアのパーツを作り、裏面にガンプラのホイルシールを挟んで貼り付けてあります。簡単だよー(笑)


ラーゼフォン5

塗装はほぼシタデルカラー総筆塗りです。(確か)

ブルーは旧モルディアン・ブルー(現 シタデルカラー マクラーグ・ブルー(ベース 12ml入) )に、旧スカブ・レッド(現 シタデルカラー コーン・レッド(ベース 12ml入) )を少量混色し、薄めまくった挙句3回ほど重ね塗り。

ホワイトはシタデルカラー セラマイト・ホワイト(ベース 12ml入)に先ほどのモルディアン・ブルーを少量、墨入れと汚しは、旧リバイアサン・パープル(これおそらく現 シタデルカラー ドゥルチィ・ヴァイオレット(シェイド 12ml入))とシタデルカラー ナルン・オイル(シェイド 12ml入)です。

いずれもしゃっびしゃびにして、何度も重ね塗りしてます。

ラーゼフォン6


ラーゼフォンは、作品世界観というか、非常に好きでなかなか思ったような完成図を描けなかったんですが、綺麗に仕上げるより、どこか神話に出てくる半人半獣の生き物の石造のようなイメージで仕上げたかったので、できれば筆塗りでと最初から思っていました。

でも、残念ながらあまりに技術が(笑)作り始めの頃はシタデルカラーにもまだ慣れていなくて、正直何度も筆を置いて、仕上げを急がないようにしまい込みました(笑)

もちろん完成させたい気持ちはあったんですが、自分のスキルがそれを上回っていけるように違う作品で表現の仕方を練習をしたりしたわけですね^^

これ、実は昔学生の頃やった油絵を描いていたときの手法で、思うように描けない時は、違う作品を描いてみて、自分の表現の幅を少しづつ広げてからもう一度リトライするという繰り返し


例えば、練習不足の状態で自分の理想のホワイトをただ塗っても、イメージがある場合の自分の思ったような色にはならないことがあります。

こういう場合、普通に塗装のスキルが低さが災いして表現力が色についてこれてません

つまり、単純に塗装スキル(今回は筆塗り)を上げるのにしっかり練習が足りないわけで、好きな模型を仕上げるに当たっては、これ結構ジレンマなんですね(笑)

だから、よく『ひとつづつ作品を完成させてから次の作品を・・』という方がいらっしゃいますが、絵画を含めそれが全てじゃ絶対ありません。

好きな模型を完成させるための練習として、他の作品で練習を繰り返しもう一度大好きな作品に戻るというやり方も決して間違ってはいないと私は思います。(そういえばラーゼフォンの主人公も、油絵描いてましたね

・・・で、ラーゼフォン大好きな私の場合、5年もかかっちゃいました(テヘペロ)。 (言い訳にも時間かかりすぎだ


さ、たまには推してる新商品でも書いておきます!

ホルベイン - ネイルアートミニブラシ (5本セット)

ネイルアートブラシ

これは便利セット!最近気分転換と練習に35の小さいフィギュアを塗ったりしてるんですけど、かなり精細な線も描けます!とりあえず1/20~1/35まではこのワンセットでいける(と思う

あとNIPPOLY - 自遊自在(デザインワイヤー)各種

自遊自在

フラットな表面のカラーエネルギーケーブルなんかをいろんな色で再現できます!これもホワイトを中心に大人気^^ 東急ハンズさんなんかで以前から扱ってらっしゃったのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、これは色んな表現が出来るんじゃないかなぁと思います♪

これ以外にもイッパイあるんですが、在庫がちゃんとあるのがコレくらいだった・・・・とにかく最近は色々無くなりやすくてアレなんです(ーω-; 常に在庫があるような状態にしたいんですけど、


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