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Channel: GPARTSマテリアルラボラトリー 【模型用品専門店G PARTS(ジーパーツ)のブログ】
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なぜプライマーがいいの?その利点とは。

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暑いね!今年尋常じゃない暑さだね!どうも、暑いのも寒いのも苦手ですakicyanです。

 

え~っと連休はですね暑くてなーんもやる気がおきなかったわけですが、今日の掴み、アルジェンティアの進捗です(進んでるのか)。

 

まず首のフード状のブースタータンクにはブースター基部を設置しました。

 

以前のブログでも書いたようなやり方でドラパス - 独式小型スプリングコンパスシャープ(0.3mmシャープ付)を使用し、フードの左右対称位置に上のような穴をあけます。相変わらず使ってるのは京商 -SPナイフエッジリーマーですけど、ちょっと最近入ってこないのでご容赦ください…。

で、その後スラスターパーツ(何かのジャンクです;)を接着、シモムラアレック - シャインブレード6 (ステンレス製ヤスリ)でぎりぎりまで削ってしまってから、最近何かと助かってる3M - フッキット ブルークリーンサンディングシート 75x60ミリ 10枚入(各種)の #600で削ってツライチ近くまでもっていきます。

 

最終的に隙間など埋める必要がありますがこんな感じ^^

 

もう一つは腕!先日の記事の続きですが、なんとかできた肩にすーぱーふみなの腕を逆さま(本来の向きとは上下逆ってことね。)にして接着。

 

因みに胸部装甲はHGズゴックの脚の部品を使ってます。

 

腕と肩の接続はガイアノーツ - 瞬間クリアパテR(10g 超高粘度型)です。

その後、ホライジング - マジックスカルプ (各種)ナチュラルを使用して全体をなだらかにします(画像では左腕のみ処理済み)。

 

因みに胸部はふみちゃんのものをそのまま使い、その上にズゴックの脚をかぶせてます。腹部は何かのガンダムの脚(脛)だったと思います。特徴的なナイトクロウ付きの腕はまた次回(ってまだそこまで進んでない)。

 

さて、ようやく今日のテーマ行きますが新商品です^^

 

ネタは複合資材 - スポット50(300ml)各種複合資材 - スポットPP(420ml)各種複合資材 - スポットNX2(420ml)各種の一挙3点!

 

  

実は以前、同じプライマーではありますが、別のメーカーから出ていたフィックスプライマーやプライマーZというものを取り扱っていましたが、現在絶版になっています。

 

このスポット50とPP、そしてNX2はいずれもその代替となる高性能のプライマーです。

一応ページにも書いてありますが、50はPP素材にはつかないベーシックタイプ、PPは名前の通りPP素材にもつくようにした50の改良型、そしてNX2はキシレンやトルエンといった有害物質を含まない、PRTR法(特化則規制法)という基準をクリアした、前の2製品より安全基準の高い製品です。

さて、そもそもプライマーって何?って方もいらっしゃるかと思うんですが、このプライマーというのは総合的な下地処理剤

 

サーフェーサーというものはご存知の方も多いと思うんですけど、目的はよく似てますよね。

サフの中にも一部このプライマーの役割を果たすものがありますが、元々サフは薄く希釈した溶きパテを吹き付ける感覚の下地処理剤で、どちらかというと細かいヤスリの傷埋めを主な目的としている表面処理剤なんです。

 

【プライマーを使う利点 その1】

 

こういう性質の違いを考えていくと、プライマーを使用する利点はいくつか出てくるわけですが、まず一つ目は、薄いエッチングパーツを塗装する際の下地処理に最適であるという点。

 

エッチングパーツというと、GPARTSでは以前から海魂(OceanSpirit)の極薄エッチングパーツを販売されていますが、これらは当然ながら非常に薄く、そして精度が高いのが特徴です。

とりあえず塗装する場合の下地処理をしたこちらの画像を見て比べてみてください。

 

 

 

いずれもΦ3.0mmの鋼魂のエッチングパーツです。

明らかにプライマーを使った方がはっきりとしたモールドを残すことができるのがお分かりいただけると思います。

 

これは1500番というどちらかというと番手の細かい方なのでこの程度ですが、一般的なサフの場合、どうしても薄いエッチングパーツの段差は埋まってしまいます。

 

もちろんこれは下地段階なので、この上に塗装をすることを考えると、右のサフを吹いたパーツは更にモールドが埋まってしまうことが予想されますよね。つまり薄いエッチングには圧倒的にプライマーがお勧めなんです。

 

【プライマーを使う利点 その2】

 

 

手前味噌ですけど、自分がやってる工作のように、パテやプラ、金属部品などを組み合わせた異素材の集合体のような模型を塗装する際には特に楽です。

 

というのは、当然ですが金属部品やエッチングパーツは事前に下地処理が必要ですし、さらにパテなどとのつなぎ目(上の作例のような状態)が沢山あったりするものの場合、そのまま塗料を吹いて下地の色味の違いで綺麗に発色してくれなかったりする場合もあります。

 

もちろんサフを吹いてもOKですが、利点1のように、作業中に何度か繰り返し吹くと、細かいモールドが埋まってしまう可能性があります。今回入った3点はいずれも塗料成分の非常に薄いもので、サフのように傷を埋めることはできません。この利点を逆手にとるわけです。

特に黒は、何度か吹いても簡単には細かいモールドが埋まらないサフ替わりとして使えるところが便利です!

 

【プライマーを使う利点 その3】

 

言わずもがな、最後はレジンキットやPP素材の塗装下地にもまんま使えるという点。

レジンキットは小さいサイズのものも多いですが、塗装前には離型剤を落としてから下地にプライマーサフが必須です。

特にフィギュアの場合、肌色などで塗装する下地を吹きたい場合は、できれば発色も考えてグレーのサフ下地にしたくない場合もあると思います。そんなサフレス仕上げにはクリアーのプライマーが断然お勧め!

クリアーなら下地色を活かしつつ、さらに細かいモールドも気にせず、そのまま吹いてすぐ塗装に行けるという大きなメリットがあります。

 

 

・・・と、大体こんなところですが、いろんな意味でまだまだ利点などが広く認知されない限り、そうそうは定着しないでしょう。なので今後、少しづつ使って製品の認知度を上げていきたいと思っています。ぜひ使ってほしいのよね!(笑)

 

最後に今回、入荷にあたりましてご協力を頂きました凸+凹(デコとポコ)の店さんと文具とプラモの店 タギミさんに深く感謝します!

※この商品、一時すったもんだありましてもう入荷を見送るところだったんですがホント色々助かりましてございます!(笑)

 

※あ、そうそう7/20(金)までなので、もうちょっとまたひとつポチっとお願いします!!(*'人')

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模型工具・模型用品の専門ショップ G PARTS 

 

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