昔のロボットアニメ、ロボットそのものが云々より、やはり登場人物やドラマそのものにどれくらいインパクトがあったかを語るほうが、奥深いことは確かです。
ザンボット3のストーリー自体よく語られる通り、大変なお話です。ザンボット3は戦争ドラマです。
子供たちが戦闘ロボに乗って地球のために戦うという、いわゆる子供向きのロボットアニメの体をとりながら、その主人公たちと合わせて描かれるのは、本質を救えない現実的なヒーローの非力さであったり、戦いの中で家族や友人を失っていく普通の人々の悲惨な姿そのものです。
キャラクターデザインは言わずと知れた安彦良和さんですが、この安彦さんのキャラクターたちや世界観を描いた原画の自分の印象は、あのキャラクターを彩る淡い水彩画タッチと、色鮮やかな赤や青、黄色といったカラーを使った幻想的な背景のマッチンング。
安彦画は、こういったアニメーションのキャラクターたちを実に独特な絵画的な表現で、大人が見ても引き込まれる世界に変えたといってもいいと思います。
ザンボット3本体を塗装するにあたっても実は安彦画的な存在感の塗りをと思いながら筆を使っていましたが、ベースにつてもできるだけそういった世界観を再現したいのが今回の狙いです。
地面というか岩肌には百円均一で仕入れた黒い軽量粘土を使うことにします。これ、ベースとして使うのはなんか二回目のような気がする(笑)
ベースにはあらかじめ[送料無料] エコーテック - 超音波カッター ZO-40で穴をあけ、プラグ類の直径サイズに合わせて京商 -SPナイフエッジリーマープラスで正円に開口しコードを通しておきます。その上に先ほどの粘土を適当に盛り付け。
このままだといかにも粘土盛りましたって感じなので、ここにアーバングリーンメーカーズ - バークチップ (岩面製作用)を使用して岩肌感をつけていきます。単純にバークチップを押し付けて、粘土表面に凸凹をつけてやるだけです。
で、ところどころ本物のバークチップを差し込んで接着してやります。これ、突き出した部分とかを粘土で表現するのが難しいからですけど、異質感が意外になくなるので以前も石とかを実際に使いました^^
乾燥したら、最終的に塗っていく作業!アクリル絵の具やシタデルカラーを使います^^ジオラマとかビネットってこの辺が一番楽しいよね!(誰)