コックピットやらの周辺で煮詰まりそうになって回避するあたり、煮詰まって焦げ付くパターンから脱出できる方法を見事会得したかと思いつつ、大して前と変わってません、やっぱしネタを仕込むのが下手なakicyanです(´・ω・`)
巷はサザビーver.ka.のネタでスコーシ騒がしいかな?とは思いますが、ごめんなさい、今日も相変わらずの旧キットネタで暴走します。
クァドランローの下半身!というか脚!?そもそも下半身がどこからかが良くわからんマシンなんですけど、脚はコックピットとなる部分の下から生えています。
ほとんどの旧キットは股関節と脚をどうにかすれば大体どうにかなります。ということで、この脚をまずどうにかしましょ♪
旧キットの足は基本的にこんな感じの挟み込み構造がほとんど。
こういう構造をどうするかっていう部分なんですけど、前にも書きましたが自分の場合はじっくり2、3日は構造と可動範囲を眺めて過ごす。
改造用のパーツのどれを使うかなんて発想はどこから湧いてくるか。これは絶対ですけど、まず対象物を穴が開くほど観察しないとダメ(笑) まず、どのダボが必要なのか、それからどの軸位置を変えたらいいかを、2日は最低考えましょー。
で、そこからです。

まずひざ部分、今回はこれ。
ほんと、何のために2、3日考えてるんだかよくわからんのですけど、要はその辺にあるポリキャップを大事にとっておけよっていう話です(笑)
で、ももの方にも不要ポリキャップを(当然キットのダボを使って)仕込んであります^^;
で股関節は結構よくできてるんですけど、だいたいの旧キットは横ロール(がに股開きできる機能)がない。で、今回もこの部分に関しては、脚側に仕込むのではなく、股関節側にWAVE- BJプラサポ2種セット のこのロールボールを仕込みます。
ほとんどの旧キットの場合、太もも側にも何らかの形でプラサポなりを仕込めるんですけど、2、3日考えると大体メンドクサイことに気が付きます(笑)
時間をかけて考えると、股関節側に仕込んだ方が作業が楽で早いことに気が付くのね。あと綺麗に終わります。
実は以前書いてる記事のほとんどが、股関節の改修時にこの軸側を可動化してるんです。足の方はほとんど何もやってない。
前々回のガンダムデスサイズ の場合、股関節は元々ちゃんと開く構造があったので、軸位置と股関節の受け側の穴を大きくしただけでも十分でした。
この時も数日考えましたが、敢えて言えば、最も近道となりうる方法は、どれだけ対象を真剣に見つめたかによって、その結果として自ずとあらわれてくれるということじゃないかとか思います。
もちろん形が~~~とか、色々あると思うんですけど、本質はそこじゃなくて、今手元にあるものも含めた効率的な改修プランに到達するためには、脳内改修が絶対2、3日無いとダメじゃないかという話です。
もう一つ。
このキットで最も素晴らしい部位が足首。
造形は見事。設定と合わせて見ても破たんのないうえ、ヒールと前半分が完全に別々に可動します。
ですが、一番上の画像の通り足首全体の可動軸が挟み込みなので、足首そのものを外して塗装したりするにはやはり改修が必須です。ここも何日かウンウンうなりました(ーωー;
プラサポ仕込むか、ありあわせの関節使っちゃうか・・・・・・
で、その結果。こういう改造に落ち着きます。


改修前:この軸部分を別パーツに置き換えるかどうかさんざん悩む・・・。
改修後:ネオジム磁石 (丸 直径3mm) を仕込んで足の軸そのものは一切触らず、最小限の労力で後はめ加工。
個人的には、ずっとこの数年、旧キットのこういうどうしようもないレビューだか改造記事だかをを書いてきて思うんですけど、『こうしました。』って書くのは簡単だが、こういう改造にしましたっていう結論に至るまでにどういう葛藤があったかのほうが大事だと思うようになりました。
例えば、子供や初めてプラモデルを作る方に作り方を教えるに当たり、大事にしてほしい部分をどう伝えるのかが一番難しい。
勉強でいえば、答えを教えるのは簡単だけど、そのプロセスや紆余曲折のほうが大事であるということをとうまく伝えるのは、余程の熟練者でも難しいというか、本当に上手な方を今まで見たことがありません。この点に関してははっきり言ってそう思います。これは自分のショップでの案内に関しても激しく同じく。
つまり完全に自戒です。これ、ほかのこと(仕事はもちろん)にも当てはまります。
何にしてもまずは自分を俯瞰してみる。手元のものを客観的にどうすればいいのかを脳内でさんざんのたうち苦しんで悩んで・・・・・すべてそれからですわな^^
