久しぶりの土曜の休日を迎えておりますakicyanです。
基本的にサラリーマン時代から土曜日はお休みっていう感覚ではやってられない仕事ばかりしてきましたので、あまり連休が続いたりするとかえって不安になるという悲しい人種に属してます・・(ノД`)
そんな状況ですから、個人になってからも全く仕事をしない日というのはほとんど無く、今日のような日も発送業務はお休みでも、受注業務やら再入荷やら新商品の撮影やらはやってたりするわけです^^;
だからといって、あ~しんどい、もう嫌こんなセーカツとかいうことは無いんです。
仕事面では常に気を抜けない毎日を送り続けてるわけですが、気を抜いてる部分は完全に抜けてますし、その辺意識せずに普段からメリハリつけてるのかも知れません。
模型制作自体は、仕事としてが占める部分が多いので、あまり休みにやるって事は無いんですけど、例えば素材の問題もあるかなぁとか思うわけです。
例えばガンプラやメカ模型なんですけど、これは趣味の領域というか、好き嫌いが発生して当然のジャンルなわけです。ある意味、家族とともに楽しむとか言うのが残念ながら難しい点はそこにある。
なぜなら、はっきり言って年齢も性別も違う家族間でその世界観を共有するには、戦車もガンダムもマニアックすぎるからです。
プラモデルというジャンルの中の小カテゴリーですらそういう状況なわけですから、実際作ってるものをご家族なんかに見られたら、「ナニコレ(-_-;)」みたいな反応を貰う方もきっと多いことでしょう。(ええ、自分も少なくともその部類です)
そういう状況の中、家族とともに制作を楽しめるっていう夢のようなキットがあるのをご存知でしょうか・・。
それがこれ。
グンゼ産業 1/1、キツツキ(レッサースポッテッドウッドペッカー)。まさかの動物登場で決してひくことなかれ。
なぜこれかという話はおいておきましょう^^ モデラーならまずは組んでみる。

本体構造は非常に簡単なキットです。
ですが当然、スナップフィットなどではありませんので接着剤必須。あとついでに瞬着かパテ。輪ゴムでぎゅうぎゅうに縛ろうが、あくところにはあくトンデモ隙間がいっぱいです(笑)
で開いた隙間には高圧ガス工業- シアノンDW (20g 中粘度型) を多用して回避。
これを使えば、隙間埋めと接着を同時進行でやっつけられます。
ただし、結構広い隙間が開くところもあるので、そういう場合を考えると、デラックスマテリアルズ - パーフェクト・プラスチック・パテ (80g) やシタデル - リキッド・グリーンスタッフ (12ml) などの水溶性のパテを使うと、便利かつ、ご家族といっしょに楽しめます。どちらもにおいもほとんどないですしね^^
で、今回はシタデル - リキッド・グリーンスタッフ (12ml) を使ってやすり掛けでモールドがつぶれて平坦になった箇所なんかを補修。
あ、そうそう。残念ながらウチの家族、この段階くらいまではまだ遠巻きに見てました(笑) 自分も最初思いましたが、1/1サイズって事もあってちょっと気持ち悪いんです最初^^;

ちなみに改修箇所は脚と指の向き、翼の末端を切って毛羽立たせてる程度。あとは素組みでサフも吹いてません。
ちなみにキット付属の木の皮の形をした台座には、指の形状などを変えないと絶対につかまる事ができませんのであしからず(笑)
さて、ここからがまた楽しい部分なんですけど、同時にはたと気が付く部分。
当然、実際のキツツキなど間近でまじまじ見たことがあるわけも無く、本物のサイズであることにより、リアルな塗装とは何か、現物はどうなっているのかなどが全く分からない(笑)
しかしながら塗り始めてしまった以上、塗装見本などを見ながらなんとかやっつけるしかないわけで、ここからはええいままよという流れなんですが・・・。
しかしやはり塗りながらプラスチックの質感がどうにも気になったので、ググってキツツキの写真などを見てみると、なるほど、鳥っていうのは胸の辺りに羽毛がいっぱい生えていて、フワフワしてるんですね^^(知ってたようで知らなかったカモ)
胸は当然翼を広げて飛ぶ時に風にさらされるわけで、体温の低下を防ぐためしっかり羽毛が生えてるわけです。これに対し、翼は空気抵抗を少なくするためか、羽がしっかりした長い毛が生えていて、感じがまるで違うことが分かります。
つまり、キツツキの毛は胸と翼とでは全く感じが違う。ならばということで遅まきながらここで新兵器(?)を投入。
コニシ - ボンド アクアリンカー(ジオラマ模型用)
これ、ずっとお蔵入りしてたアイテムだったんですけど、今朝ようやく商品登録。
ジオラマ用とありますが、別にジオラマに限らず使えます。これまた水溶性の無色透明な接着剤です。
実はジオラマ以外の用途が無いものかと考えていたところだったんですけど、いい素材にめぐり合えました^^
どうするかというと、これを胸などに塗ってやり(少し水で薄めました)、その上に羽毛のようになるよう、シタデル - スノー(雪) を振りかけてやったわけです。
すると羽とは全く違う質感を得ることができました^^面白い!
まだ完成ではないですけど、何度も塗り重ねたり一度塗った部分をもう一回やり直したりすることで、本来のプラモデルの制作というか、作業そのものを楽しむあり方がよりはっきりしてきたというか。
こうなってくると、家族もキツツキの制作進行に興味津々です。
普段のロボットなどとは大違い、実際の生き物というのは作っていくにつれて次第に生き生きとしてくる魅力があります。
最初気持ち悪がっていたカミさんや子供も、色が付いてくると博物館の剥製を見るように眺めてくれたりするのでビツクリ(笑)このキット、お値段も1,000円くらいですし、家族にプラモデルって面白いよ、ってのを分かってもらうにはガンプラなどよりうんと近道かも知れません。※結構けものみちっぽいデスケド(笑)

特にシタデルカラーの新色 がすっごく面白い上、リリース直後から話題になってる様子^^
まだ使用してませんが、血や粘液、地割れや錆などを表現するための各種アイテムが一気に出ました。
今回も使用したグリーンスタッフのグループの”テクニカル”というジャンルのアイテムが5種類と”ドライ”が1種類ですが、どれも曲者ぞろいのシタデルらしいセレクトというか(笑)
いずれも水溶性なので、これまた家族でも楽しめます(笑)
さて、キツツキのほうは来週には台座もやる予定ですが、同時進行でもう一個、あまり家族が興味を持ってくれてないものも進めてますのでじっくりやりたいと思います^^
お店のほうも例年に無く忙しいアイテムラッシュですが、また是非お越しくださいね^^
