9月になっちゃいましたねぇ^^; ウチの娘は自分の娘ながらちゃんと自己管理して宿題残ってないようでしたけど、コリャすげぇナァと我ながら驚きました(笑)
つってもまだ夏みたいなもん。ワタシに撮っての夏休みの宿題は・・・というと酒餅3
だったわけですけど、なんとか間に合いまして^^;発表までは今しばらくあるようなので、しばしお待ちを^^
ちなみに上はその酒餅3のゲッター2、各部関節可動域がこんなんだよっていう画なんですけど、膝は元キットの肩関節で、股関節が1/100 旧キットガンキャノンの肩。いずれもジャンク寸前のものを再利用してます。
唯一かかとのみHOBBY BASE - 関節技 球体ジョイント(1/144・1/100キット向け 各部関節用 全11パーツ分) を使用しています。
この関節パーツについては可動範囲確保という目的のほか、ポーズ固定する際の保持力が他の可動パーツと異なって非常に丈夫な点が大型キットにも向いているといえるでしょうか。
結局、ポリパーツや様々な関節パーツがありますが、それぞれにメリットデメリットがあります。
当然塗装するのに非常に面倒だったり、ものによっては溶剤で割れやすくなったりしますので、違う素材と形状を上手く使い分けていくといいわけです。ただし、初めてだとパッと見、このあたりの特徴を捉えて購入するのがちょっと難しい。
そういう意味でウチのお店 をご活用いただけると嬉しいなと思っています。
前置き長くなりました、今日の本題は表題の通り、最近思う『ものづくり』について^^
先日からお伝えしております第一回浜松ジオラマグランプリ 、遂に終了と相成りましたが、このグランプリの実行委員長をやっておられるのが『関ものづくり研究所 』の関さん。
最近忙しくてブログもなかなか更新できないそうですが、関さんにはジオラマファクトリーの運営も含め、随分お世話になってます。その関さんとつい先日のグランプリの会場設営の際に話したときの話。
以前関さんが講演会でものづくりについて話をした際、関さんの考え方に対して異論を唱える方がいらしたそうです。マスプロダクツを生み出すことがそもそもものづくりだと。
ところがそうかと思えば逆に、某一流メーカーにお勤めの方で、これまでの考え方を改めて『あなたののいうのが本当のものづくりだ』という方もいらっしゃったとか。いや、いろんな考え方があるんだなという話になったわけです。
これを聞いていて、『ものづくり』って一言で言うと簡単なんですが、おそらく非常にあいまいな定義しか頭に浮かんでこないフワフワしたワードなんだなと再認識しました。
つまり、メーカーによるマスプロダクツ、ラインに乗った製品を作るのも『ものづくり』だと考える方にとっては、『多くの方のお手元に多くの製品を届けるという仕組み』作りそのものがものづくりであるという考え方だと思うんですが、いろんな意味でこれも間違ってはいないと思うのもワタシの中にはあります。
対して、自らの手を使って何かを生み出すことを『ものづくり』と呼ぶ考え方の皆さんにとっては、『自分の五感を駆使して汗して自らの手で何かを作り出す作業』を基本的には定義だと考えておられると思うんですね。
ただ、これで充分表現できているかは微妙^^; 表現するに言葉が至らない点があるのは当方の無知に拠るもので、ここはどうぞご容赦のほど・・
ただ、大体においての『ものづくり』を一言でいうのは難しい。これが日本語の難しいところ(笑)ものづくり自体を定義するには、タブンワードが足りないんじゃないかという気もします。
しかしながら確信としてあるのは、抽象的ながら、ある一定の精神を備えているかどうかという観点さえあれば、『ものづくり』の定義の範疇は比較的ゆるいのかなと思うわけです。
例えば、プラモデル。
G PARTS では、基本的にプラモは扱っていません。これは、どこかでも書きましたが、量販などに追いやられつつある皆様の町の模型屋さんなどで是非購入して頂きたいからです。
プラモデルというものは、あの箱の中のランナーにくっついた、意味不明な形状のパーツをどうやって箱絵のよな形に持っていくんだろうかという想像力と、二次元の説明書を三次元的に理解して、パーツを組み合わせて完成させる二つの能力が必要です。
つまり、最初に実際のお店でその箱や説明書、ランナーを見て組み立ての難易度を測ることも、ワタシとしては非常に大事なプロセスだと思うわけですね。
言い換えると、その時点から既にプラモデルには『ものづくり』の精神に必要な基本的なものは備わっているんじゃないかと考えるわけです。
これは大人にとっても、子供にとってもなんですけど、パッとランナーを見て自分に組めるかな?とか直感的に分かるかどうかは、プラモデルを楽しめる要素として非常に重要だと個人的には思ってます。
実はこう見えてガンプラの改造パーツ屋といわれることはあまり好きじゃないんですが(笑)、じゃあ『ものづくり』っていう少し分かりにくい、かつ高尚にさえ見えるものへの取っ掛かりとしてのガンプラの改造パーツ屋は、恐らく今後もしばらく変わることはないんじゃないかナァとか思うくら大事だと自負しているんですね^^;
なぜなら、多くの出戻りモデラーさんにとって、ガンプラはそのきっかけとして重要なファクターを備えているからです。また何かを作りたい!と思う方にとって、ガンプラは申し分のない取っ掛かりなのは否定しようのない事実でもあります。
つまりここでいいたいのは、『ものづくり』っていうのは道であり階段であるというワタシの個人的見解です。
第一段階のステップはそれこそプラモデルでもいいし、組立ておもちゃでもいい。そこから少しづつステップを踏んでいくのが『ものづくり』というものの道筋だと考えたわけです。
お店で見たガンプラやらのプラモデルを、まずは作ってみようってところから始まって、さらに改造してみよう!ってところにいくわけです。
・・・じゃあその次は・・・?それが例えばジオラマだったり、オリジナルフィギュアの作成だったりと色んな道がある。
だから、プラモデルを作ることそのものが立派に『ものづくり』の道のファーストステップだと思うんですね。
ちなみにその『ものづくり』の階段や道を進むにあたって、難しいことを考えるのではなく、必要な要素を必要な最低限の分、ちゃんとご案内できるよう心掛けることが、この4年G PARTS が常に考えてきた事です^^
ビギナーの目線を常に忘れないようにしていると、新たにガンプラの改造をやってみようとチャレンジする方も出てくれば、逆に自然とステップを踏んでお店を卒業される方もいらっしゃいます。
正直これはさびしいことではなく、お客様が『ものづくり』の階段を明らかにステップアップしているんだと思えば、自分のお店のスタンスが逆に間違っていないんだという確信にも繋がるので、どんどんステップアップして欲しいと思います^^ また卒業生が次の『ものづくり』のステップに進んでいるものと、ワタシは確信してます。
さて、久しぶりに長々と書いちゃいましたがオチはないよ(笑)
そういう意味では酒餅3 も立派にその『ものづくり』のステップなのであって(最後に行き着くところっていう話もあるが(-""-;))、また単純に貴賎のないモデリングの面白さを実感する場でもあります。
なので、公開時にはまた是非見に来ていただければ幸いです^^
さて、第一回ジオラマグランプリは終了しました(タイトル作品など詳しくはgakkyさんのブログ が非常に詳細)が、これもある意味ファーストステップでしかない。
これから先の開催においては、今回参加できなかった方がどれくらい興味を持ってくださるか、そして応募してくださるかにかかっています。まさしく『ものづくり』の道と同じ、開催する側もステップを少しづつ歩んでいくことが大切だということです^^

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締め切り!でもまだロスタイムあるんだってw
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