前の更新から一か月経っちゃった!!
・・・ってホントこのひと月の間色々ありまして、実はろくに模型できてませんakicyanです。
でもそれなりに進捗ね!色々書くので今日は長いよw
まずアルジェンティアは、ガイアノーツ -サーフェイサーエヴォ (50ml入 ホワイト)吹きながら細かい部分を少しづつ処理してます。
特に足は縞模様と併せて非常に難しいんですが、模様の模様の境界を左右のロール可動部位にしてあります。
前回更新時の太ももにホライジング - マジックスカルプ (ナチュラル)を盛って整形、稼働しない部分の筋は壷高(つぼだか) - 両刃スリ込ヤスリ (目立てヤスリ)を使って彫ってます。
・・・と単純にこう書きますと、あっさり彫って終わりだと思うでしょ?
違う。そんな単純なわけがない(笑)
実はこの筋彫り、かなり上手に計算しないと筋彫れない(笑)
まずロール可動部(画像だと少し隙間が空いてるので分かるよね)から、どれくらいの幅で筋を掘れば設定の通りの色分けができるかあたりをつけて適当にしるしを描きます。
で、ここでドラパス - 独式小型スプリングコンパスシャープ(0.3mmシャープ付)、これで当たりをつけた幅でちょうどいいあたりを図って幅を固定、基準のロール部から幅を揃えるためシャープでポイントを打ちます。
で、それをガネット - 筋彫り用ガイドテープ(3mm)で繋げるようにラインを引けるように貼ってやり、壷高(つぼだか) - 両刃スリ込ヤスリ (目立てヤスリ)で彫るわけです。
左右対称の筋彫りはもちろん、等幅の筋彫りなどを掘る場合もこのコンパスシャープ使えるということ。
1本の脚ができれば、あとは反対の脚にも同様に処理するんですが、まぁできるけどやっぱりメンドクサイ(笑)
このコンパスシャープの活躍個所は他にもかなりあって、特にこういった曲面形状の部品への筋彫りには必須アイテムです。
例えば前に書かなかったんですが、この腕部のナイトクロウが出る部分。
細い筋でもなくて、そこそこ太目の溝を彫るわけですけど、これもこのドラパス - 独式小型スプリングコンパスシャープ(0.3mmシャープ付)で測ってポイントを書き、左右同幅で処理できるというわけ。
特に曲面部位に使えると書いたわけは、曲がった部位はいわゆる定規のようなものを当ててもズレやすく、また正確に測りにくいからです。この腕に関しては同様に、別の筋彫りでも活用されてます。
正直非常にゆっくりと進んでいて遅いわけですが、理由はただただ忙しいから(笑)
新ネタに追加されたいくつかご紹介しますと、まずはクアトロポルテ - スリットモールド、ありそうでなかったヤツです!
例えば塞がってるダクト状のパーツなどに長さと形を合わせてカットして貼り付ければ、あっという間にダクト完成。
続いてロボザムライ ”KUNAI” 弐ノ型、壱ノ型の後継型ですが、壱ノ型もこの弐ノ型と同じ、さびにくいステンレス素材にアップデートされてロボザムライ ”KUNAI” 壱ノ型 改として同時リリースです。
これはね~使える(笑)
商品ページにも画像載ってるので見てほしいんですけど、なだらか曲面を綺麗にするするってスクレ―ビングできるのね。
これがねー、使ってみるとタマラン(笑)
特にフィギュアや曲面の多い造形をする方にお勧めします。今回のアルジェンティアはこれらなかったらホント辛かったと思います。あ、あと弐ノ型はぎゅっと握ると武器みたいなでちと痛いから気を付けて(笑)
更にEIGHT - デザインドマーキングデカール #1、これ、いわゆる「固め貼り」を意識した「デザインドデカール」というもので、最近だとベルテクス(P.M.W-Vertex)コンビネーションデカール01(各種)でも同様の固め貼り的なデザインがされたデカールなんですが、これ既に夏ごろにリリースされて模型誌ではプロモデラーさんの作例でも使用されているのでリリース直後から人気です^^
更に更に、有澤さんの人気ブランドidolaからは新しいidola - エッチングガイド5、idola - レクタングルガイド、idola - アーマーロックプレート1(角丸長方形)、idola - アーマーロックプレート2(長方形)が揃ってリリース。
※ちなみにidola製品の無くなっちゃってるものはちょっと先の再入荷になりますよ!
紹介するもの多すぎる!!>< アカン・・・!
まぁとにかくこのツールのるつぼ過渡期、たぶんもうピークは越えたと思うんですけど、ただね、個人的にはまだまだこれからだと思ってまして。
なぜかというと、ガンプラなどの模型の海外への輸出量、このところ非常に増えているようで。
プラモデル出荷、反転上昇に「ガンダム」の“海外機動力”10/14(日) 16:49配信
この流れ実は最近特に顕著で、ガンプラに関しては海外、特にアジアでの人気も非常に高くなってるようです。
つーるやマテリアルについては、以前は日本のメーカーが先導してきたものでしたが、10年ほど前からは国内の小さいながらも実力のある各社が、革新的な専門ツールを多数生み出して来た流れを作ってきました。
このツールが、海外から逆流してくるというタイミングが近いうちあるんじゃないか、そう思ってます。
事実、中国のエッチングパーツメーカーの海魂(OceanSpirit)のアイテムは随分前から扱っていますが相変わらず人気ですし、比較的最近追加されたボイジャーモデルやINFINI Model(インフィニモデル)といったアジアの各メーカー、いずれもアイデアを凝らした面白い製品や、既存品にはないサイズ展開の消耗品をリリースしてきたりと実に元気がいい。
個人的には、様々な個性的な中小メーカーが群雄割拠するツール・マテリアル戦国時代は実に好ましいと思ってるので、どんどんやってほしい、そう思います。既出メーカーさんでももちろん使えないようなものももちろんありますが(笑)、基本的には失敗も含め、海外メーカーにもこれからは精一杯頑張ってほしいなと思ってます。楽しみだね~(笑)
さて、前のブログで10月頭までの短い期間でゆうパックの値上げに合わせた対応に頭痛めてましたが、対策としてぎりぎり寸前でヤマト運輸宅急便と宅急便コンパクトを導入することにしました。配送料について詳しくはページをご参照ください。
配送料の値上げというのは前にも書きましたが、そう簡単なことではなくて。ただ書くと長いので端折ります。
端折ると、すったもんだの挙句、うちの場合かなりの数の商品が宅急便コンパクトで出荷できるということが分かりまして。
そこでゆうパックや宅急便とネコポスの間で設定できる料金形態のコンパクトを導入し、ゆうパックの値上がり分をクッション的に和らげる役割を担ってもらうことにしたわけです。
ところが同時期に、今度はDM便がもう商品出荷に使うことができない旨の通達が来まして、これまた同時に対応する必要が出てきてしまって、さぁ大変(笑)
もう冗談抜きでこのところ休みなしです。ええ、またブラック個人事業主です(それ昔っからや)。
まぁでも値上げ後も、おかげさまでお客様には継続して来ていただいてまして、多少なりとも苦労した甲斐がございましたm(_ _;)m
ただ、コンパクトも宅急便も、実はほぼぎりぎりで導入をしたため、価格のつめが全くできてなくて、現在進行形でまだ改善を交渉中です。だって今のままだと完全に足が出ちゃってるもん(笑)
さらに来年は消費税が10%に上がることが正式に発表されちゃったわけで(=_=)
これ、分かります?これって送料を値上げするだけじゃ対応できないんですよ。なぜかって、段ボールや梱包材の価格も10%に上がりますでしょ。
単純に今の配送料は運送会社さんに払うだけの費用ではなくて、そういった関連資材等も含めてペイできなければどんどん赤字を増やすだけ、最終的には儲からないのに回転してるだけっていう不毛な仕事になっちゃいますから。
そもそも送料も消費税も、利益にはならないんですよ。
全部まるっと支払いに回るんです(笑)
・・・というか、未だに全て配送料無料とかでやってる所がありますけど、どういう了見なんだろうか一度飲みながら話をしてみたいよ(笑)
そんなわけで今後もまだまだあちこち波乱の様相。まるで下町ロケットだよ。ロケットの部品作ってるわけじゃないけど(笑)