…あのですね、ここんところ新しいツールやマテリアルのリリース多すぎるんですって(笑)
先日長い付き合いの問屋さんと電話で話してたんですけど、最近はそりゃもうプラモデルよりそっち(つまりマテリアルね)の方の種類とバリエーションが増え過ぎちゃって、全部を大量に入れて置いとくなんてとてもじゃないですけどできないと(笑)
そりゃ置く場所だって品数もそれぞれがロットでの在庫点数になりますし、ビルの階が増えりゃいいけどそういうわけにもいきませんしねぇ。
聞くだにオープン当初と比べて随分状況が変わりましたよ^^;
以前も書いたんですが、今はSNSでは企業アカウントなどより多くのフォロワーを持つ個人の方だって断然多いわけで、情報発信やもすべて含めてまさしく個人の時代。
最近うちの娘(11歳)が、学校の先生をやめて小説家になりたいとかほざき始めたときには心臓を掴まれたようなショックを受けましたが(笑)、何言ってるんだ今は個人の時代だぞと自分で言って自分で忘れてたことに気が付き、ハタと思い立って探したらすぐにヒットしました。
そんな小説を書きたい人にもこんなサイトがあるという。
■ カクヨム
■ 小説家になろう
だってね、Web発のラノベとか漫画、考えたらすでにメディア化も進んでる作品があったりとかもう時代が違うって話です。
そんな流れの中でGPARTSでも増えてきた個人発のツール、オリジナルアイテムもおかげさまで非常に人気です。もちろん、人気の製品になるにはきちんと条件が必要です。
これらの条件もある意味、SNS勃興と同時に時代をリードする個人の方々が増えたことで、ずいぶんハードルが下がったとは思うんですが、それより今の自分が心配してるのは製品の「寿命」。
5年前ほどは比較的息の長い良い製品が、相変わらずのペースで良く動いていたと思うんですが、最近その傾向が変わりつつある気がします。
新しく出てきた製品の寿命(つまり人に手に取ってもらえる人気のある期間)が、どんどん短くなってきていると思うんですね。
これ実にSNS的で、当然ですがトレンドの製品のみが動きやすいというか、まぁそれは分かるんですけど、熱しやすく冷めやすいというか、どうもそういう傾向があると。
そんなわけで、やはりうまく活用できてないんじゃ勿体ないですから皆さんどうぞこのブログよく読んでツールの活用法をしっかり吸収してじゃんじゃんアウトプット(模型を作って)してください(笑)
そんなわけで前置き終わりました(笑)
今日は以前リリースのお知らせをしました新商品、ロボザムライ - 模型用多目的切削ツール ”KUNAI” 壱ノ型のご紹介!
この製品については、このブログがガンダムブログだったころからのお付き合いのえんどーさんからのお話で、やはり人気の瞬着の足を含め、オリジナルアイテムの3品目となりました。
実はTwitter告知のみ先行で25点を先日販売開始しましたが、これまた2時間で完売という驚異の動きを見せ、今回のこのブログデビューを待たずに大人気アイテムとなってしまいました。
このツールに関しては、実はサバイバルナイフのような剛健な見た目とは違い、比較的繊細な使い方が必要で、そのうえで様々な活用利点があることが使ってみると分かります。
上の画像のように、実は全ての径状にちゃんと意味があります。つまり、適当なモールド等は一つとしてないという事。もっと言えば各所の形状に全て意味があるからこそカッコイイ。
形に意味があるという点では、以前ご紹介したのシモムラアレック - ピンホイールでは、あの2枚刃を組み合わせたクロス形状が実は非常に大事。
手を使って回転させて削るためのツールの場合、形状が曲がったりする不安定さであったり、削りにくさは致命的な性能のマイナスポイントになりますから、そのためのクロス形状なんですね。
今回のこのロボザムライ - 模型用多目的切削ツール ”KUNAI” 壱ノ型については、この一見ナイフのような形状のあらゆる部位にきちんと意味があるという観点で商品ページの画像を見ていただくと良く分かると思います。
全周が様々な部位を削るのに適したスクレーバーなんです。イデオンの全方位ミサイルみたいなもん(違)
人気のシモムラアレックさんのスクレーパー各種にコンセプトがよく似ているんですが、大きく異なるのはGK等のかなりしっかりしたレジンのバリ、または3Dプリンタの積層なども削れるという約1mmのステンレス鋼の厚み。多少の力を入れた程度では容易には曲がらない素材の厚みにガレージキットディーラーとしても長いえんどーさんの経験値がしっかり反映されていて拘りが伺えます。
冒頭で書きましたが小説を書きたい人のサイト、これはまさにネットの時代の今、個人が自らの能力を自力で発信できる非常に便利な時代になったというのと同時に、インターネットは目的ではなく、手段でしかないという事の裏付けでもあります。
つまりネットで仕事をしたりするのは今や別に珍しいことでもないんです。
パソコンスクールに通う事もなく、フツーに息をするようにネットを使いこなす現代人(特に若い方)にとっては、『それ(ネットやSNS)を使って何をやるか』が課題なのであって、未来なんです。
そのツールを使って自分や誰かのために何を作るのか。何を形として残すのか。どんな仕事をするのか。
模型を作る人に言い換えれば、大事なのはツールそのものではなく、『それを使って何を作るか』でしかないという事です。
そんなわけで、満を持して登場のロボザムライ - 模型用多目的切削ツール ”KUNAI” 壱ノ型、これを使ってぜひ貴方だけの造形にチャレンジしてみてください。
そして・・・いよいよ背景紙に続くオリジナルツールにチャレンジの予定・・・続報に乞うご期待!
そして全く進んでません!(遊んでるだけ