土曜のブログ更新がきつくなってきたので、ついに日曜の更新に切り替えました。これで祝日以外、休みなしですakicyanです・・・_(:3 」∠ )_
ま、というかこれまでも日曜は何らかの仕事してるのでずっと休みなしなんですけどね(笑)
え~っと、今日は何の脈絡もなく1/100アリオスガンダムです(笑)
実はこれ、商品画像やツール試験用にだいぶ前に組んであったもので、ショップでの商品画像などに時々出てきてるので見た方もいらっしゃると思うんですが、素組みだけでも大変かっこよろしいイケメソガンダムでして、ほぼ組んで終わりになってました^^;
今回は新しいツールのテストや施工画像として比較的使いやすい部位が多かったので晴れて完成させる方向で使うことになりましたよん。
今で言う無印シリーズやRE/100シリーズなどは、比較的簡単な構造ながら完成度が高いキットが多くリリースされてますが、このガンダムOOのキットたちはその走りというか、スタイルやディティールのレベルの高さはSEEDシリーズの無印シリーズよりはるかによくなっていますんで、MGいらないじゃないよと本気で思ったシリーズ。
特に素組みの画像などありません(メンドクサイ)ので、早速ツールの餌食になってもらいましょー♪
今日ご紹介するのはヤスリ。金属ヤスリです。
ヤスリの選択肢ってホント多いですよね。
ぶっちゃけどれがいいでしょう?っていうご質問時々いただくんですが、どれがいいといってもその方に合うツール(これは今までどういうツールを使ってきたかとか、どういう部位に使うかとか、ご予算とかとか)かどうか分からないので、ほぼコレデスとはお答えできません(笑)
んで、アリオスガンダムはなぜ金属ヤスリのテスト向きかというと、割と分かりやすいのがこういう部位が所々あるからです。
ちなみにこれは翼というか、バインダーというか、両肩についてるアレです^^;
よくできたキットですが、たとえばこれは黒く見える可動部のパーツを挟み込んである部品で、後はめ加工も難しい部位。
画像だと少しわかりにくいんですけど、接着剤だけだと隙間が埋まらず、しかも上下のパーツで段差がわずかに生じています。さらに、凹み部位(矢印の右側)もあり、ここは当然ながら普通のヤスリで削れるトコじゃないのは一目瞭然ですよね(笑)
まぁ楽なのは凹みにはプラ板貼っちゃえばいいっていう話なんですけど、これまで散々そういう方法でスルーしてきましたから今回は別の方法で^^
まず、接着剤だけで埋まらない隙間にガイアノーツ - 瞬間カラーパテ 各種(20g 高粘度型)
のイエローをすこしづつ流し込んでアルエース - [低臭] 瞬着硬化促進スプレー(420ml)を使って固めます。
瞬着パテはプラスチックとはやや削り具合が異なり、硬いものもあります。こういう平面の加工作業との組み合わせは、初期段階は金属やすりを使うことで比較的早く作業が完了するので割とお勧め。今回はシモムラアレック - シャインブレード (ステンレス製ヤスリ)とシモムラアレック - シャインブレード16 (ステンレス製ヤスリ)を使います。
まず初期段階は、この盛り上がった瞬着部位を削り落とし、パーツごとの段差の
ずれを正したいので、シャインブレードのA面(複目)の面を使用して削ります。
複目は削る方向を固定されない(どの方向へ向けて削っても構わない)ので、先程のような段差のあるパーツを慣らすのに使いやすいのと、切削力があるため広い平面を一気に処理するのに向いています。
複目を使った後は、表面的にはこのような状態になることが多いので、このあときちんとB面(単目)を使って仕上げができるのがシャインブレードの使い勝手のいいところ。
ちなみにこの部位にもありますが、凹み部分はまた違うツールを使ってます。松風(SHOFU)- カーボランダムポイント(細円柱型)です。
これは狭い凹み平面部位のヤスリがけが可能(その代わり処理後はやや荒れます)なので、こういった部分に有効。
これを使って同様に先ほどの凹みも処理をしてやればいいわけです。
最終的にこの部位はカンナ掛けしたいわけですが、こんな小さな箇所をカンナ掛けできるツールがあるでしょうか・・?
あります(笑)
バローベ- HSS彫刻刀(ハイス鋼製洋彫りタガネ)です。これの幅広。先端をスクレーパー的に使用すれば、カンナ掛けができちゃいます^^あと、瞬着パテで埋め切れなかった非常に細い合わせ目の隙間、これはヤスリをかけると薄く白く浮いてくるのですぐ分かりますよね。
こういう部位は、やすったあとに、削りかすがまだ残っている状態にTAMIYA- タミヤセメント (流し込みタイプ) 速乾やGSIクレオス - Mr.セメント S(流し込みタイプ)といった流し込み瞬着を流してやり、その後、高番手のヤスリ(ゴッドハンド - 神ヤス 800番)などで少しヤスってやればほぼ大丈夫です。
一連の作業を別のパーツ(足)の合わせ目処理で見てみます。
(1)流し込み接着剤だけの状態です
(2)シモムラアレック - シャインブレード16 (ステンレス製ヤスリ)の複目→単目で処理します。
(3)ヤスリ掛け直後で粉も残っている状態の合わせ目部分に更にTAMIYA- タミヤセメント (流し込みタイプ) 速乾を流し込みます。
(4)ゴッドハンド - 神ヤス 800番 5mm厚で処理します。
この一連の作業の流れがベストではない可能性もあります。
これは、作るキットの大きさや種類によっても違うでしょうし、曲面だらけの部品と、そうでない場合とでも違うわけです。
つまり、ツール側からキットにアプローチしたわけで、1/100アリオスガンダムを作るならこういう方法があるよ、という提案な訳です。
実はシャインブレードシリーズ、今週新たにもうひとつ追加で亜種としてのアイアンUブレードというのをUP予定なんですがこれも同様にテストで使ってみて非常にお勧め。
つまりが少ないとかの機能的な部分は同じですが、素材が鉄で、削り具合が格段に向上した金属を削ることもできる金属やすり。よくまぁ次から次へと(笑)
でも、新しいツールはこういうアプローチを豊かにし、かつ完成までの道筋を明らかに縮めてくれますから、仕事のし甲斐があるってもんです!(笑)